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【18】(※R18)ー5
和希はドギマギと視線を泳がせた。
「ほんとに怖くない?」
慎一の胸を見つめたまま小さく頷く。
「さっき……」
「ん? さっき?」
「慎一が来てくれる前、テルって人が……」
ん? と、眉間にしわ皺を寄せた慎一が、和希の顔を覗き込んだ。
チラリと見上げて、廃工場で交わされた会話を伝えた。
もう一度、視線を戻すと、慎一の眉間の皺が海溝のように深くなっていた。
「ちょっと待て。テルの奴、そんなことを……」
「あの時は、怖かった」
でも、今は……と言いかけて、言葉が途切れる。ふだんはさわやかなイケメン顔が、鬼の形相に変わっていた。
「あいつ、ぶっ殺す。野外で和希を犯すだと? ふざけんなよ!」
「し、慎一……?」
「和希。なんともなかったんだろうな」
「う、うん。ちゃんと逃げた」
まだ不機嫌さを残した顔で、慎一が和希の視線を捉える。直後に強く唇を塞がれた。
深く口腔を犯し、角度を変えて、何度も激しくむさぼってくる。思いがけない激しさに、再び身体が甘くとけ始めた。息が苦しくなる。
「は……」
長いキスが終わる。
次の瞬間、身体をくるりとひっくり返された。
「あ……」
「痛かったら言って」
「え……?」
どこから取り出したのか、手には液体の入ったボトルを持っている。うつぶせにさせられたまま、和希は慌てて頷いた。
「あ……っ!」
「痛い?」
「ち、違……」
冷たいもので濡らされて、ブルッと震えた。それを馴染ませながら、硬い蕾に指が侵入してくる。
尻を高く上げさせられて恥ずかしくなるが、慎一にしか見られていないのだからと自分を納得させた。
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