ーー ーーーーー 午前の仕事を終わりにして同期と昼食を食べていると 同期の1人が 「なー聞いたか？ 半年前に入ってきたあのやけにイケメンな インターン生の噂だよ 確か藤原大駕(ふじわらたいが)っていう奴だったけど あいつがものすごい絶倫のテクニシャンで 男も女も指一本でトロトロにしてしまうんだってよ」 と言う 他の奴らも 「はー？！なんだそれ ズルすぎだろ あの容姿でしかもセックス上手いって」 と口を揃えて言う 「てか吉岡お前はどうなんだよ 浮いた話は無いのか？ 同期の中だと1番見た目はいいし、 物腰も柔らかくて女ウケもいいんだからさ」 とそのうちの1人が瑞樹に話を振ってくる 「いやいや僕なんて そんなこと言ってくれるの君らだけだよ あーもうこんな時間だ 次の会議の準備あるから先に失礼するね」 と受け流して瑞樹はその場を立ち去る ーーーーー ーー てかさっきの話なんだよ そんな奴いるのか実際に かわいそうだな、 そんな嘘のような誇張された噂流されて と同期との会話を思い出しながら 次の会議の準備のために資料室に向かう 資料室に入るとその一角から話が聞こえる 「ねー藤原くん 私この前からずっと藤原くんに気づいてもらえるようにアピールしてるんだけどー そろそろ返事もらえないかな？」 おいおい こんなとこで盛ってんなよ！ と心の中でツッコム瑞樹 てか今さっきみんなで話してた インターン生の藤原くんじゃないか やっぱりイケメンはモテるなー と瑞樹は勝手に感心している 「ちょっと待ってください 前から言ってるじゃないですか 会社の人とは関係持つつもりはないです」 と藤原はきっぱり断る へー遊んでるみたいな噂だったけど 実はしっかりしてるんだなと またまた瑞樹は勝手に感心する 「えーじゃあー これで最後にしてあげるから 私のこと抱いて欲しいな ここで♡」 と爆弾発言をするその女 おいおいおいおい？！ 何言ってんだこの女！ ハレンチすぎでしょ！ と瑞樹は軽くパニックになる 「はーもう仕方ないですね 約束ですよ」 と藤原は渋々受け入れる はーお前らここでナニするつもりだ？！ 会社だぞ？！