「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はあっ…」 生理的な涙が目を潤ませ 目元から耳にかけて一筋の線を描く 飲み込めずに溢れ出ただ液でドロドロになった口元はぱくぱくと空気を取り込もうと開閉している なんとも扇情的な光景で それを見て大駕は嗜虐心が満たされるのを感じる 瑞樹は蕩けた顔をしながら 「キスだけでイっちゃったっ」 と、ボーっとした頭のせいで思ったことを 素直に口に出してしまう 大駕はそんな瑞樹の耳に向かってフッと息を吹きかけ 「い　ん　ら　ん」 と囁く そんないたずらでさえ 今の瑞樹にとっては甘い刺激となり 「んっっ」 と艶やかな声を漏らす 「すみません、いたずらが過ぎましたね」 と謝る大駕に 「水が飲みたい」 「滲みないようスラックスを脱がして」 と甘える瑞樹を 大駕は甲斐甲斐しく世話をする 息も整い、瑞樹は回復するが まだ終わらない 「復習として、最後にもう一回どうですか？ 俺から一方的じゃなくて、今度はふたり一緒に」 と大駕は先程少し酷くし過ぎた自覚があるせいか遠慮気味にそう言う すると瑞樹は 座る大駕の膝の上に対面で座り、大駕の首に自分の腕を回してキスし始める 最初はまるでお互いの存在を確かめるように やさしくゆっくりと そして次第に深く 互いに舌を絡ませ、だ液を送り合い飲み込む ふたりは開発のことを忘れ、 互いの唇と舌を貪り合うことに夢中になって 甘い空気に浸る 再び瑞樹のペニスは反応し始め 濡れた下着を押し上げる そして瑞樹の腰が揺れていることに気づいた大駕は 濡れた下着の上からペニスを扱き 「イっていいですよ」 と言って一層強く扱くと 「あぁっあぁ〜んっ、、」 と瑞樹は高い嬌声を上げ二度目の欲を吐き出した