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第11話 過激なファーストキス1*

「だって瑞樹さん、 この前キスしたいって言ってましたよね」 「そ、そうだけど まさかそんなひとつずつしっかり順を追ってやってくれるとは思ってなかったもん」 2人はお互い向かい合ってベッドの上に座って話している なんだか焦らされているように感じる瑞樹は もう開発は始まっているんだと勘づく 「焦らずゆっくり楽しみましょ」 と言って大駕はにこりと笑うと 「それじゃ始めましょうか まずはお手並み拝見ということで 瑞樹さんからキスしてきてください」 と瑞樹に要求する 今まで誰とも性的な意味で触れ合ったことがない瑞樹にとってはもちろんファーストキスになる ドキドキ緊張しながら顔を近づけ目を閉じて 唇を触れ合わせる 唇に伝わる柔らかい感触とちゅっと聞こえる軽い音で キスをしたのだと分かり 急に恥ずかしく感じ、手で顔を隠すように覆う そんなうぶな反応を見せる瑞樹を見て 大駕はキュンとするも 虐めてみたいという欲に駆られる 「エッチな瑞樹さんは こんなお遊びみたいなキスで満足できないと思うんで 次はお手本として俺からしますね」 そう言うと大駕は 瑞樹の両頬に手を添えて顔を固定し、 まるでかぶりつくかのように唇を奪う そして、チュっチュっチュっ、 と何度か角度を変えながら 段々と深くしていく こんなの知らないっ、 と次第に上気し息絶え絶えになる瑞樹 ハァっ、と息を吸うために瑞樹が口を開いたのを 見逃さなかった大駕はその瞬間に 舌をぬるっと割り込ませて畳み掛ける そのまま瑞樹を押し倒し顎を少し持ち上げると 瑞樹は自然と舌を突き出す状態になる そして上から瑞樹の唇に自分の唇を覆い被せると その突き出た舌に自分の舌を絡ませて 口内を蹂躙する 舌を吸ったり押し返したり歯列をなぞったり、 巧みに攻め続けながら上からだ液を注ぐように送る 大駕の唾液で溺れないよう 瑞樹は必死にそれを飲み込もうとする まるで大駕のだ液が媚薬かのように 快感が体中を侵食し、脳が麻痺していく そして 大駕が散々なぶられた舌を甘噛みし強く吸うと、 ジワジワと円状に広がる水面の波のように 増幅していったこれまでの快感とは打って変わって まるで稲光のような強い快感が瑞樹の体を襲った その刺激で、ビクっと体を大きく震わせ吐精し 下着をいやらしく濡らした

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