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男の娘なので女の子になりたい 5
マコの濡れて火照った身体を拭いてやり、水を飲ませて、添い寝しながらしばらく休ませると、熱が引くにつれ理性が戻ってきたのか、マコは恥ずかしそうに目を伏せてこちらを見てくれなくなった。
「マコちゃん、心配しなくても、ほんとにすっごく可愛かったよ」
「……」
「お世辞じゃないよ。マコちゃんメイクもスタイルも肌のケアもがんばったんでしょ? すごく綺麗で可愛くて、これならノンケの男も落ちるなって思ったもん」
「……そう、ですか……?」
おずおずと見上げてくる黒いつぶらな瞳は無垢なままで、ついさっき泣くほど乱した跡は赤い目許にわずかに残るばかりだった。
「うん。マコちゃんは男とは恋愛しないの?」
「えっ……あっ、したことはない……ですけど、いつか彼氏ができたらいいな、とは思ってます……」
「そんなの、マコちゃんならすぐできるよ。いいなぁ、マコちゃんと両想いセックスできる彼氏幸せ者だなぁ」
「え、えっ……」
「ん? 彼氏とはえっちしたくない?」
マコはふるふると頭を振る。黒髪が揺れてシーツの上に散るのが綺麗だった。
「したい……けど、好きな人とえっちするのすっごく緊張しそうで……」
なるほど今日は、相手はプロだと思うことで思い切れたのだろう。思いの外純情らしいマコは、いっそう可愛く思われた。
「そうだねぇ、嫌われたくないって思うし、緊張するけど、好きな人とするセックスはやっぱり特別だよ。大好きな人と一緒に気持ちよくなるの、幸せだと思わない?」
マコは頬を染めながら頷く。すでに誰か想い人がいるのか、それともこれからその幸運な誰かを探しに行くのか、いずれにしてもマコの初めての相手を務めたことは、多少なり優越感を覚えさせるものがあった。
「ね、実際してみてどうだった? 女の子セックス好きになれそう?」
なめらかな髪を撫でながら訊いてみると、マコは目に見えて顔を赤くした。その反応が可愛くて、思わず笑ってしまう。
「す……好きっていうか……すごかったなって……」
「まだびっくりしちゃってる? ちょっといじわるしちゃってごめんね」
マコは目を泳がせながらも首を横に振った。確かにマコの身体は終始悦んで、最高の反応を返してくれていた。
「その、ほんとに女の子になっちゃったみたいで、すごくどきどきして……、……僕、あんなに声出ると思ってなくて……ごめんなさい……」
「なんで謝るの。ちゃんと女の子の声で可愛かったよ? マコちゃんがいっぱい喘ぎ声出してくれたから俺もめっちゃやる気出たもん。マコちゃんは顔も声も身体も全部可愛いから自信持っていいんだよ」
「…………はい……」
「ん、マコちゃん可愛くなるためにがんばっててえらい。がんばり屋さん。そんながんばり屋さんのマコちゃんに俺がお手伝いできることはもうない?」
マコは一瞬きょとんとして、そして気付いたようにぱっと顔を伏せてしまった。
「あ、あの、でも、時間が」
「今日はマコちゃんだけだし、マコちゃんとえっちできて嬉しかったから、延長料はサービスするよ。どう? えっちなことでもそうじゃなくても、何でも言っていいんだよ」
マコはもじもじとしながらしばらく迷っていたようだったが、やがて恥ずかしそうに目をしばたたかせて呟いた。
「……女の子になりたいのとは、全然関係ないんですけど、その……バックから突かれるのってどんななのかなって……」
だんだん声が弱くなっていくのが可愛くて、そして性的な好奇心を告白することに恥じらう姿は本当に少女のようだった。
「そっか、マコちゃん処女だったもんね。体位の違い気になるよね」
マコは小さく頷いてみせる。恥じらい深い顔をして、後ろからペニスで犯されてみたいと望んでいるのだと思うと、大いに欲がそそられた。
「バックから突くって、四つん這いで腰つかまれてパンパンされる感じで合ってる?」
マコは目を合わせずに、羞恥をにじませつつ頷いた。
「うん、いいよ。やってみよっか。どんな感じがいい? マコちゃんが気持ちよくイケるようにしたらいいかな?」
「え……あ……い、痛くなかったら……おまかせで……」
「もちろん痛いことなんてしないけど、でも、また俺がイクまで突かれるのつらいでしょ? それにマコちゃんのおちんちんも可愛がってあげた方が気持ちいいだろうし……」
マコは少し躊躇ってから、その手を腕に添えてきた。
「……ぼ、僕だけイクのじゃ、ちゃんとえっちした感じがしないから、その……できたらまた中で射精してほしくて……」
だめですか? と、マコは不安げな目を向けてきた。仕事でなくても、そんなことを断る男はいないだろうと思いつつ、もちろんいいよと答えて愛らしい唇にキスをする。
自分からリクエストしても恥ずかしそうに戸惑いを見せるマコを四つん這いにさせ、すでに一度行為を終えてとろけた入り口にたっぷりのローションを絡ませて、何もせずとも硬くなったペニスを後ろからゆっくりと挿入した。
「あっ……あぁー……!」
マコの濡れた声を耳に好く聞いて、性感が確かであることと痛みがないことを確かめてから、望まれた通りに腰をしっかりとつかんでパンパンと音を立てて突いてやる。
「あっあっこんな……っ! あっおしりきもちいっ……!」
悦んでいることを素直に教えてくれるのがまた可愛らしい、と思いながら腰を遣えば、マコは息を乱して甘く鳴いてみせた。
その後は、マコの声が涙声に変わって、その腕が身体を支えきれずにくずおれるまで、ひたすらに白くやわい尻を犯した。
おしまい
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