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オマケ ハナとタキ2
オメガは男性器によく似た擬似性器を持つ。
排泄孔と生殖孔を兼ねた本来の性器もあるが、擬似性器でも快楽は得れるらしく、花はこちらを使うのを好む。
「こっちのがタキがかわいくなる」
とは花の言葉だ。
もちろん、後孔でタキに射精されることも花は好きで、タキは何度も何度も花に絞りとられている。
でも、タキも初めて花にされたのが、後ろからだったせいか、花にされるのが好きなのだ。
はじめて恋した女の子が、オメガで。
まさか自分が背後から突かれるはめになるとは思ってなかったから、初めはすごく動揺したけれど、タキは、
タキは変わらず花に夢中だ。
だから、慣らしもせずに花に後ろから突かれることにさえ感じる。
四つん這いになったタキの穴をこじあげて、花が突き上げてくる度に、タキは声をあげてしまうのを、やめられない。
「そんなにさけんだら見付かっちゃうよ」
花がささやくけど、タキはもうわからない。
ここがどこなのかも。
ただ、花の身体には似合わない大きさのモノが、奥まで突き上げてくる衝撃がたまらなかった。
脳みそを熱く直接貫かれているようで。
舌まで突き出し、けいれんする。
「ホント、可愛いんだもん・・・タキったら」
女の子そのものの声でささやかれ、突き上げながら乳首まで弄られたなら、タキはイってしまう。
「花!!花ぁ!!」
泣きじゃくるタキを、ソレでも花はゆるさない。
イってる最中なのに激しく突かれてタキは声も出なくなる。
「たまんない、タキ可愛い・・・」
花が喘ぐ。
タキは嬉しくて泣く。
花は。
花は。
沢山としてる。
仕事なのもある。
でも、それ以上に花は、いや、オメガにはセックスが必要だからだ。
貪欲なアルファに耐えられるように、オメガもアルファと同じくらい貪欲でないといけないからだ。
ベータのタキだけでは、足りないのだ。
だから、タキだけじゃなくて、あの上級生の少女も犯してる。
きっとこんな風に、あの高慢そうな少女を泣かせてるんだと分かってる。
学校で正体がばれないために上級生の存在が必要なのもわかってる。
でも、今日も昼休みに上級生を空き教室か、保健室か、屋上で、花は犯してきたのだろう。
女の子の温かい中を突いて、柔らかい胸を揉んで。
あの高慢な少女を散々泣かせていたはずだ。
今のタキみたいに。
タキは気持いいのに泣いてしまう。
胸がくるしくて。
いまだけは花を独占してるのに。
「タキ・・・?」
花は気づく。
花には分かってしまう。
身体だけじゃなくて、心まで。
花は強く突き上げて、タキの意識を飛ばしてくれた。
なにも考えなくていいように。
そして、タキの1番奥で出してくれた。
花の擬似性器からの射精で妊娠することはない。
だけど、花が中で射精するのはタキだけだ。
だから、タキは花に出されるのが好きだ。
これだけはタキだけのもの。
「タキ、好きだよ」
花が崩れ落ちるタキの耳もとで言う。
その言葉を信じてる。
花が誰かを抱いたり、抱かれたりしていても。
「タキ、だけ。彼女には言ってない」
花の言葉に歓喜してしまう。
オレだけ。
オレだけ。
タキはその言葉を何度も頭の中でくり返す。
「タキが可愛いから家まで我慢できなかったんだから」
花は優しく言って、タキの背中に抱きついてくる。
「家にかえってまたしよう。タキもボクの中に出してね」
花の言葉にただ頷く。
花を独占できるならなんでもいい。
ゆっくり引き抜かれて喘ぐ。
「溢れちゃってる。これじゃ歩いて帰れないね、タクさんを呼ぼう。車で来てもらうね」
花の言葉に頷く。
ちょっと腰がぬけてるし。
花は外見とは違い、なんならタキを横抱きにして家まで運べるだけの腕力があるが、それでは目立ち過ぎるから。
タクさんは呆れるだろうけど。
あの人だって、まあ、オレと似たようなもんだし。
花が自分を見下ろしてる。
一目見た時から恋に落ちた。
綺麗な花。
可愛い花。
まさか背後から突っ込まれて、喘がさせられるなんて思ってなかったけど。
そうなって、余計に花が好きになった、おかしい?
おかしくなんかない。
「タキ、タクさんが来るまで、もう1回」
甘く言われて、自分から花にキスをする。
小さな唇を塞いで、熱い舌を吸う。
花の性器がまた硬くなって、熱くなるのを腹に擦り付けられて感じる。
「花、して」
強請る。
花を独占できる機会を逃したくはなかった。
花はタキだけのものじゃない。
でも、こうしてる間だけはタキのものだ。
「タキ、タキ・・・」
花が嬉しそうに言うから、自分から脚を開いて、花の首に手を回す。
花に突き立てられて、泣き叫ぶ。
嬉しくてたまらない。
「どこでもいい、どんな理由でもいい。
花が自分を欲しがってくれるなら」
タキは言葉にしてしまっていた。
「可愛すぎるでしょ、タキ・・・」
花はうめいて、激しくタキを突き上げた。
タキは悦んで、前から精液を迸しらせた。
花になら。
何をされても気持ち良かった。
今だけは。
花は俺だけのもの。
「盛るのもいい加減にしとけよ」
結局、つめたい声でタクが橋の下を覗き込むまで、二人は止まることなく抱き合っていたのだった。
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