146 / 153
第二十一章・2
胸を弄りながら、士郎は秀実の後ろを探った。
蕾に静かに指を当てると、Ωの愛液で濡れたそこは士郎をすぐに受け入れた。
そっと、指を埋め込んでゆく。
「んぁ。士郎さん、ローション……」
「使わなくても済みそうなくらい、濡れてるよ」
「っく。恥ずかしぃ」
「そんなことないさ、素敵だ」
それでも念のため、士郎はローションを指に絡め、秀実の後膣を拓き始めた。
湯上りで柔らかく解れていることもあり、すぐに二本入るようになった。
「んッ、はぁ、はぁっ。うッ……、やぁッ」
「こういうの、どうかな?」
「ひぁっ! あ、はぁ、あ! はぁ、あぁ、あぁあ!」
体内を掻くように擦られ、秀実は達してしまった。
ダメ。
もう、身体に力が入らない。
士郎さんのなすがままに、溺れていっちゃう!
「秀実、少し早いけど。もう挿れてもいいか?」
慌ただしく首を縦に振る秀実が、可愛い。
お許しが出たので、士郎はそのペニスにたっぷりとローションを塗った。
ともだちにシェアしよう!