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第二十一章・2

 胸を弄りながら、士郎は秀実の後ろを探った。  蕾に静かに指を当てると、Ωの愛液で濡れたそこは士郎をすぐに受け入れた。  そっと、指を埋め込んでゆく。 「んぁ。士郎さん、ローション……」 「使わなくても済みそうなくらい、濡れてるよ」 「っく。恥ずかしぃ」 「そんなことないさ、素敵だ」  それでも念のため、士郎はローションを指に絡め、秀実の後膣を拓き始めた。  湯上りで柔らかく解れていることもあり、すぐに二本入るようになった。 「んッ、はぁ、はぁっ。うッ……、やぁッ」 「こういうの、どうかな?」 「ひぁっ! あ、はぁ、あ! はぁ、あぁ、あぁあ!」  体内を掻くように擦られ、秀実は達してしまった。  ダメ。  もう、身体に力が入らない。  士郎さんのなすがままに、溺れていっちゃう! 「秀実、少し早いけど。もう挿れてもいいか?」  慌ただしく首を縦に振る秀実が、可愛い。  お許しが出たので、士郎はそのペニスにたっぷりとローションを塗った。

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