145 / 153
第二十一章 二人は永遠に
「ちょっと冷えますね。エアコン入れましょうか?」
「そういえば、もう秋だなぁ」
秀実のオーディションに夢中になっていて、気づかなかった。
だが、今は湯上りでさほど寒くはない。
それに……。
「いや、今からすっごく暑くなるからいらないよ」
「士郎さん、ったら!」
背中を押されるようにしながら、秀実はベッドに近づいた。
「ほらっ!」
「わあぁ!」
抱きかかえられ、秀実はベッドの上へ放られた。
すぐに士郎も上がり、キスをねだって来る。
「秀実、愛してるよ」
「ん、士郎、さん。ぅん、んぅ……」
舌を絡ませ合い、濡れたキスを長く続けた。
もうそれだけで火照って来る、秀実の体だ。
上顎を摺られると、脳までじんじん痺れて来る。
そうしながら、士郎は秀実のバスローブをはだけた。
指腹で、そっと小さな乳首を転がすと、秀実の息が乱れて来る。
もっとと、身をよじらせる。
士郎は、そのピンクの粒を大切に舌で舐めとった。
「んっ、ぁんっ!」
邪魔なバスローブを秀実からすっかり剥いでしまうと、士郎は歯先で乳首を柔らかく挟み、上下左右に捻った。
「ひぁッ! んぁ、んッ! やっ、やッ、ふぁ、あぁ!」
「秀実、今夜は感度いいな」
舌で大きく舐め上げられると、秀実の先端からはさっそく蜜がこぼれ始めた。
ともだちにシェアしよう!