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「リフィー!今日もいい天気だぞ!!」
「キュー!!!!」
朝。
お日さまの光がよくあたる窓を思いっきり開けて、グググっと2人で背伸びをする。
(いい天気っ!お日さま綺麗っ!)
今日もいっぱい楽しいことがありそう!!
「キュー!キュ、キュキュッ!」
「ん、お前もう遊びたいのか? 」
乗っていた肩口でパタパタ暴れると、くすぐったそうに笑われた。
(遊びたい!遊びたいよヴァン!)
今日はなにするっ?
昨日ボールで遊んだから今日はかくれんぼかな? おにごっこもいいかも。
でもでもっ、またボールっていうのも捨てがたい……
「はははっ、そうだなぁー…昨日はボールだったし今日は違うのするか。隠れんぼか鬼ごっこか……」
「キュー!!」
「よしリフィー!そうと決まれば早くメシ食って外にーー」
「おはようございます、アルヴァン様」
クルリと体を逆回転させると、そこには燕尾服を着たいつもの人物。
「うへぇ…ロルド、お前来るの早ぇよ……」
「いつもの事でしょうが。
ほら、朝食の用意は出来ておりますので早く顔を洗ってらっしゃい。リフィル様はこちらへ」
「はぁーい……」「キュー……」
「まったく…あなた方は……」
はぁぁ…と呆れたように吐かれるため息。
でも、本当は凄く凄く優しくていい人なんだ。
羽を広げてパタパタロルドさんに近づくと、すぐに両手で掬うようにして受け止めてくれる。
「ゆっくり寝られました?」
「キュッ」
「それは良かったですね。本日もアルヴァン様の公務と勉強が終わるまでここで過ごされますか?」
(ん!過ごす!)
コクンッ!と頷くと、クスリと笑われた。
「それでは、本日もお静かに……ね?」
「キュキュッ!」
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