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第10話
「初体験...終わらせたけど、けどさ、兄ちゃんが欲しい、好きだから」
兄ちゃんがじっと僕を見つめた。
「いいけど...1つ2つやり残した事がある」
そう言うとスマホを手に取り、何処かに電話し始めた。
「あ、航太?ごめん、やっぱ別れて?やっぱさ、俺、春樹が好きだわ」
うん、うん...と頷き、お互いな(笑)と兄ちゃんは電話を切った。
「今の、て...」
「航太と別れた、お前に告られてからお前を意識してんの、あいつに相談しててさ、人と同じじゃなきゃいけない定義ってなに?言われた(笑)」
そうして、ゲイビの事務所に辞める旨を報告していた。
親にバレた、と、嘘をついてた。
電話が済み、
「お待たせ、お前だけのもんになったよ」
と微笑んだ。
兄ちゃんの笑顔はキラキラしていて、そのまま、胸に飛び込んだ。
「実家は危ないから、ここに一緒に住もう」
「うん...!」
夢中でキスをした。
好きな人とのキス、てこんなに嬉しくって気持ちいいんだ。
父さんとの事は本当に初体験でもなんでもない気がしてきた。
一緒にお風呂に入った。
勃起しちゃって恥ずかしくて隠してたら、
「お互い様だから隠さなくても」
と言われ、兄ちゃんの見たら...勃ってた!
一緒の湯船でキス。蕩けてしまいそう。
「先に上がってて」
と言われ、先に上がって...
兄ちゃんのフェラ、めちゃくちゃ気持ちよかった!
兄ちゃんのアナルも!
凄いキュンキュン締めてくるし、腰使いまくった
「気持ちいい?」
と聞いたら
掠れた声で
「気持ちいいよ」
喘ぎ声もセクシー!
中出ししていいの?と聞いたら
「いいよ、して!」
とせがむような瞳に兄ちゃんの奥に大量に射精した。
今、僕は高2、17になりました。
兄ちゃんは大学2年、19歳。
家事は分担、兄ちゃんは今はゲイビでなく、給与が高いから、と居酒屋のバイトを週3、4程度。
僕達なりの幸せで、これからもずっと一緒にいれたらいいな、て思ってます。
兄ちゃん大好き!
隣で俺もだよ、と言うと抱きついて来てくれました(笑)
読んでくださり、ありがとうございました!
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