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第12話
17になり初めての夏休み。
兄ちゃんがスイカを切ってくれ、クーラーの下で涼んでた。
兄ちゃんも同時に夏休み。だけど、兄ちゃんはたまにバイトがある。
ある日のこと。
スマホが鳴った、見ると、友人の雄大。
「もしもーし、春樹?明日だけどさ、プール行かね?」
「プール?」
スイカ食べながら。
「だって暑いしさあ、付き合えよー、可愛い、巨乳のビキニちゃんもいるかもだし」
(巨乳のビキニちゃん...笑)
「なんか用事ある?」
「ないけど...水着あったかなあ」
「ないなら俺の予備、貸してやるよ」
「嫌だよ、お前のなんか」
「じゃ、10時に○○駅ね」
と、電話を切った。
「誰?今の」
「学校の友達」
「男?女?」
「男」
「...俺も一緒に行く」
「なんで」
「危ないだろ、溺れたらいけないし」
兄ちゃんは水泳部だ。けど。
「さすがにそれは無いよ笑」
と笑った。
「変な奴いるかもわからないし」
「とっくに変な奴だけどさ」
と、スマホを見た。
「だったら余計...!」
「変な意味じゃないよ、悪友?みたいな」
なんとか兄ちゃんを説き伏せて、2人で市民プールに来た。
「おー!かわい子ちゃんだらけ!」
と、雄大は目ん玉、太陽みたいにギラギラ。
ついていけなくて
「ちょっとトイレ行ってくるわ」
「はいよ」
と僕は1人トイレに向かった。
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