38 / 38
第39話
春樹が草っ原に寝そべり、星空が見たい、と言うので春樹、夏樹、雄大、航太の4人は仰向けに並んで星空を見上げます。
春樹は夏樹の手を握り。雄大は航太の肩に頭を置き。
「流れ星、見えるかなあ」
春樹の一言でみんな夜空を夢中で眺め、探します。
「もし見つけたらなにを願う?」
雄大に聞かれた春樹は、
「ずっとみんなが幸せでいれますように」
「てっきり、兄ちゃんとずっと一緒にいれますように、かと思った」
雄大が茶化します。
「兄弟だもん。ずっと一緒にいれるのは当たり前だから」
「...確かに」
「あっ!流れ星!」
夏樹が満天の星空を指差しました。
「えっ!どこ!?」
「また流れるよ、きっと」
春樹と夏樹、雄大と航太、それぞれの兄弟は形は違えど優しい夜を過ごしました。
ともだちにシェアしよう!