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第6話

ナカノさんはこの日、ゆーきゅー、てのを使った。 普段使わないから余ってるんらしい。 実は猫です、と暴露する羽目になった。 「信じ難いけど...ちょっといい?」 耳や尻尾を思い切り引っ張られた。 「痛い!!!!」 「本物...なのか」 「当たり前だろ、いったー...」 じんじんする頭の耳や尻尾を触ってると、ごめん、と言われた。 「じゃ、その、おばあさんのクッキー食べないと元に戻らない、て訳か?」 「俺にもわかんないよ」 「...とりあえず、服やら色々、揃えないとだな、パンツやら」 (ほんと、人間、て金かかるわ、大変そうだ...やっていけるのかな) 不安で思いきりため息ついた。

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