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第6話
シュンの話しから、マコト、から、マコ、らしく、シュンと同い年、15歳。
俺の1つ上になる。
マコは全く嫌がるでもなく、シャワーを上がるとリョウに連れられ、裸のまま父さんの部屋に消えた。
しばらくすると、
「ああん!気持ちいい!気持ちいいよー!」
と喘ぎだした。
僕ら、売春仲間は唖然とした。
シュンの彼氏と聞いてるだけに余計だった。
シュンはまだ店には出せないが、マコはすぐに店に出すことになったらしい。
「よろしくね」
とみんなに挨拶していて、愛想がよく感じがいい雰囲気だった。
シュンがリビングから離れ、キッチン近くのソファに移動した。
俺も心配で後をつけた。
「シュン...」
「悪い、1人にして」
「それは出来ない」
「なんで」
ソファに座るシュンに見上げられ、睨まれた。
隣に座った。
「ここにいる以上、仲間だからだよ、愚痴でも悩みでもたわいない話しでもなんでも話すんだ。家族、てこんな感じかな?」
尋ねるとシュンは俺を見たまま、しばらく黙り込んだ。
「呆気に取られたんだ。あいつ、あんな風に感じるとかさ」
「直接、話してみたら?」
「嫌だよ」
「これから一緒なのに、気まずいままでいいの?」
また一瞬、黙り込み、シュンとマコのいる場所に移動した。
お喋り上手なのか盛り上がっていた。
「マコ」
「シュン、よかったあ、ようやく会えたね」
にっこり、マコが微笑んだ。
「よくねーよ、全然、なに、あのおっさんとセックスして感じまくってんだよ」
マコがムッとしたのが伝わった。
「ねえ、シュンと会えなかった時間、覚えてる?半月だよ、半月。あの頃、毎日のようにシュンとしてたのに」
「俺じゃなくても誰でも感じるんだ」
「そうじゃなくて...違うか、そうかもね」
パンッとシュンがマコの頬を叩いた。
さすがにみんな慄いた。
「痛い!なにすんの!」
シュンがまた離れた。
慌ててシュンの後を追った。
「シュン...」
「駄目だな、わかってるのに...わかってんのに腹たって」
俺は無意識にシュンの頭を撫でてた。
「でもさ、それくらい好き、て事でしょ、羨ましいよ」
「羨ましい...?」
「人をそんな風に好きになった事ないからさ」
と、突然。
「客来るぞ、お2人さん」
と、受付はカズヤだったが、スカウトを終えたまだ2人ともに18歳のリョウが話しかけてきた。
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