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第24話

俺はセイヤさんの部屋に住むことになった。 その隣の3部屋に別れてみんなは住んでいるのらしい。 朝食作りを手伝った。 作り終えたら、グループLINEで知らせた。 グループLINEでは既に起きてる一部がたわいない無い話しで盛り上がってる。 しばらくしたら、ゾロゾロと集まり、みんなで朝食。 ごはん、鮭の塩焼き、玉子焼き、ソーセージ、ブロッコリーの和え物、味噌汁。 「いただきまーす!」 みんなが一斉に手を合わせ。食べている最中、 「みんなちゃんと勉強はしてるか?捗ってるか?」 と、セイヤさん。 シン、と静まり返った、かと思いきや。 「もちろん!当たり前だよ、ねっ、シュン」 とマコ。 「俺はしてるよ」 とシュン。 セイヤさんが言うにはみんなを高校を上がらせたいのらしい。 さすがに編入はできないけれど、高校認定試験、てのに合格すれば、高校の資格は取れるらしく。 俺は気まずそうにごはんを食べるみんなを見て、多分、してないな、と察した。 「このまま、セイヤさんが養ってよ」 ヨウタがとんでもな話し。 「...それじゃ、遊び惚けて、過ごせ、とでも?」 とセイヤさん。 「家事もしてるしなかなか」 とリクが口をへの字にし、うーん、と悩んだ。 シュンとリクは多分、勉強してそうだ。 朝ごはんを食べ終えると、みんなでゲームしよう、となり、売春部屋を思い出した。 懐かしさで笑顔になった。 「遊んでおいで、カイ」 とセイヤさんに言われ、 「うん!」 と俺は頷き、シュンとマコの部屋へみんなで向かった。 「昨夜はどうだった?カイ」 シュンに聞かれた。 「どうって...別に」 「まさかしてないの!?」 とマコ。 「なにをだよ」 とリクとトウマがテレビゲームしてるのを後ろから眺めた。 みんなポテチ食べたり寛いでる。 「今更、カマトトぶんなよ」 とエイジが笑い、あー、と俺。 「昨夜か、昨夜は色々、話しして、そんで一緒に寝た」 「やった!?」 とマコ。 「してないよ」 「なーんだ。つまんない、ね?シュン」 マコがシュンに寄りかかる。 「別に俺はどっちでも」 とマコがあーん、とシュンにポテチを食べさせた。 「相変わらず、仲良いね」 思わず、俺の表情がほころんだ。 「あー、負けた。カイもやんなよ」 と言われたけど、よくわからないので、見てるだけで楽しいから、と断った。 セイヤさんの部屋に戻ると、意外な顔ぶれが。 「カズヤ!タクマ!」 俺は2人に駆け寄った。 「カイ、なんでここに」 驚く2人にいきさつを話した。 「リョウ、何にも話してないんだね...」 俺は呟くと、カズヤとトウマが顔を見合わせ、気まずそうに、 「あいつは多分、来ないよ」 「なんで...?」 セイヤさんの顔を見た。 「俺もなにも知らないよ」 と返ってきた。 「みんなが集まってくれなきゃ意味ない...」 「カイ...」 まだモデルルームらしく、もう2部屋、セイヤさんは用意してくれた。

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