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各話あらすじ
こんなお話です。※他サイトで完結済みです。
最後の2話は、あらすじはなしで。
1.初対面
保険会社に勤める須藤南(26歳)は先輩の神崎から、代理店を通さない顧客を引き継ぐ。
吉村航介(31歳)は神崎の幼馴染で、坂の上の老朽化した家に一人で暮らす。
2.ベランダ
吉村の自宅は山の中にある。ベランダに土が入ったまま使われていない植木鉢が並んでいる。
3.玄関扉
南は大学時代に吉村の写真を見たことがある。
この訪問の一ヶ月ほど前に、吉村は玄関扉を交換した。ある日急に蝶番が壊れた、と彼は説明するが、南は嘘だと思う。
4.風の音 ☆
北風が吹く夜中、吉村の家のリビングで、南と吉村がセックスしている。
5.海の夢
南は吉村の寝室で夢をみる。夢の中の吉村は、海辺で右の目から涙を流す。実際、現実世界でも、夕方になるとよく目を擦る。
6.写真
大学在学中の吉村は、現在ミュージシャンとして活動する宮田圭悟と組んで音楽活動をしていた。南はネットで吉村の情報を検索して、写真をスマホに保存する。
7.38(さんじゅうはち)
夏、仕事で再度吉村の家を訪問した南は、庭の草刈りのアルバイトをしないかと提案される。
8.草刈り
草刈りは雨で中断し、南は風呂を借りる。次は前日に泊まって、早朝から作業する約束をする。
9.ちょっとだけ ☆
泊まらせた南に吉村がちょっかいを出して、なし崩しにセックスすることになる。
10.寝坊
初めて寝た次の日、寝過ごして草刈りは出来なかった。男とのセックスに不慣れだが、経験はそれなりにありそうな吉村に、南は何も聞くことができない。
11.八月に立つ
南が木戸に映る影の話をすると、吉村は亡母が「八月は木戸の前に武士が立つ」と言っていたことを教える。二人はとりあえずの再会を約束する。
12.九月になっても ☆
南は、吉村と繋がって離れないという妄想に浸る。外食の後、吉村の口から初めて宮田圭悟の名前を聞き、恐らく二人は関係があったと南は推測する。
13.竹の庭
宮田圭悟が吉村の家を訪れる。吉村は南に、気持ちが通じない男と別れた話、他の男と寝てもぴんとこなかった話をする。
14.見える奴
吉村の寝室で白い服を着た女を見た南は、塞いだ様子の吉村に再度気持ちを告げるが、返答はない。
15.涙には理由がある(時にはない) ☆
温泉宿でファンの女性と話す吉村。南は以前付き合っていた北沢に言われた言葉と彼の涙を思い出す。
16.いいから黙ってやれ
南は、宮田圭悟の存在に嫉妬して苦しむが、それを吉村に言うことはできない。鎌倉で宮田圭悟のライブがあることを知る。
17.秘密の夜
ライブ当日の夜、出張帰りの南は北沢と会い、自分は利己的ではないかと自問する。
18.寒い日の午後、会いにいく ☆
午後半休をとった南と吉村がまだ明るいうちから風呂場でいちゃついた後、セックスする。
19.妄執
けんちん汁の夕食。宅配便を受け取った後、様子がおかしい吉村に、南は宮田の話を持ち出す。
20.時刻表
21.世界に二人だけの時に
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