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第6話
カイがリクの中で射精を済ませると、
「...僕も入れられたい、リクお願い」
今度はリクがソラのアナルに挿入した。
リクのちんぽはカイが自分でアナルを解し、自分の穴へと導き、再び3人で1つになる。
3人は夢中で腰を振り合った。
「あっ...あっ、気持ちいいよお...っ!」
3人は同時に果てた。
満足すると、3人はそのまま眠りについた。
リクとカイは学校から帰宅するなり、恭一の話で花を咲かせる。
ソラはその様子を黙って眺めた。
それから数日後のことだ。
カイが、
「来月の14日なんの日かわかる?」
部屋で漫画を読んだりゲームしたりと寛ぐ2人に言った。
2人揃って、
「来月?」
「そっ」
んー?とリクが斜め上を見て唇を捻らせる。
「バレンタインだよ、バレンタイン!」
「あー!」
「...」
「バレンタインに告白する!」
「...わざわざ僕たちに教えるの?カイ」
「俺は優しいからな」
腰に手を置き、カイ。
どうやらカイの気持ちは固まったらしい。
「バレンタインならやっぱり恭一さんが好きなケーキだよなあ」
リクが腕を組んで思案中。
「...3人で渡さない?」
「ソラはアホか。それじゃ告白の意味ないだろ?」
「カイは秘策あんの?」
「ない!」
夕飯を食べるなり、真っ先にお風呂にカイは直行。
リクとソラは2人で部屋にいた。
「どうした?ソラ」
元気のないソラにリクが隣に座る。
「...寂しい」
「寂しい?どうした?」
「...もし、リクやカイが恭一さんと付き合い始めたら寂しくなる」
リクがポンポン、ソラの頭を優しく叩いて励ました。
「大丈夫。みんな仲良しだし、ソラを放ったらかしにしたりしないよ」
「...そうかな。彼氏になったらそうもいかないかも」
リクがソラを抱き締めた。
「大丈夫。心配するな」
そう優しく言うとリクはソラの頬っぺにキスをした。
そうして。3人はキッチンに揃って立っていた。甘いチョコレートの香りが漂っている。
「...あれ?おかしいな」
雑誌を読みつつ湯煎で溶かしながら、ソラが訝しげに首を傾げた。
「どうした?ソラ」
カイがソラの手元を見る。
「あー、分離しちゃってる。1度、お湯を温めなおしたがいいよ。貸して?」
「そっか、ありがとう、カイ」
お菓子どころか料理も得意ではないソラは悪戦苦闘しているようだが、リクとカイはそれぞれ、チョコチップの入ったカップケーキや生チョコを作っている。
ソラは市販のチョコを型に詰め、冷やすだけの簡単な物にしたようだ。
ようやく、2月14日、バレンタイン当日だ。
この日は恭一はバイトがあるとの事で、3人はバイト先のコンビニの入り口近くに隠れ、恭一がバイトを終えるのを待った。
3人は誰から告白するか、じゃんけんをした。
リクが勝ち、ソラが負けたようだ。
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