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第1話

俺は18からゲイビモデル始めて3年。主にウケの瑞希。168センチの痩せ型。少々、中性的な方とは言われる。 彼氏は共演で知り合った、達哉。主にタチ。21の俺より少し年上の23歳。 今日はゲイビ仲間が集い、飲み会なうです。 達哉が共演した悠人とこの日、初めて会いました。 見せたくないのに、俺の出演したゲイビが流れてます。 「お前、こいつとプラベでやってんじゃないの」 「そんな訳ないじゃん」 リアルな作品に彼氏の達哉が訝しげに言う。 ...実はやりました。俺は共演者食い、ではなく、共演者食われなんです。 「全く、お前はヤリマンだよな」 ムカついたので、達哉のゲイビのサンプルを探しました。 代わりに達哉の出演するゲイビを流してやります。 飲みの席ではいいおかずだし話しのネタになる。 パッケージには大きな黒目がちなミステリアスな雰囲気の少年と達哉が抱き合っています。 DVDを自分の作品から達哉が出演している作品に変えました。 達哉が可愛いらしくも妖艶な少年を抱いています。 パッケージには達哉もその子も源氏名です。 「ねえ、この子も呼ぼうよ」 「別にいいけど」 達哉も共演者食いです。 2人だけの秘密だけど、この場にいる残る2人もゲイビのモデルだし、案外、共演者食い、食われかも。 「あ、悠人?今から飲まない?」 そうして、彼氏の達哉はLINEで位置情報を悠人に送りました。 1時間経ったくらいでしょうか、玄関のチャイムが鳴りました。 達哉が出迎え、悠人と初対面です。 ウケ同士はなかなか共演する事がなく、会う機会はないので新鮮です。 「こんばんはー!」 リビングに入って来た悠人はかなり明るい。 ゲイビでのミステリアスな雰囲気とは打って変わった屈託のない笑顔と大きく明るい挨拶に俺は度肝を抜かれました。 まだ18歳で新人だという悠人はそれはもう喋る喋る。 というか、ちょっとおバカさんみたいです。 「瑞希さんに会えるなんて光栄です!俺、なかなか人気出なくってー、秘訣とかってありますか?」 俺はかなりの作品に出ており安定した人気を誇ってます。 「秘訣ねえ...角度とか声とか、表情だとか一応、念頭に入れて撮影してるけど...悠人も悪くないと思ったけど」 「え!俺の作品、観たんですか!デビューの時の達哉さんとの絡みの奴はまあまあ売れたんですけど、それ以来、あんま伸び悩んでるんですよねえ」 大人しくて喋らなかったら超絶な美少年なんだが、悠人はそれはよく喋る。 この後、酒も回り、集まっていた5人でセックスし、悠人とも仲良くなりました。 悠人曰く、悠人は彼氏がいないのも悩みだとか。 あとは実家に住んでいることも知りました。 悠人の暮らす実家の一軒家に遊びに行ったのはそれからしばらくしての事でした。

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