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【2020/05 秘匿】⑪ (●)(*)

脚を開いて屈み、双丘の間の暗紫色の、女のそれみたいに縦に割れた入口に中指を押し当て、埋めていく。僅かな抵抗はあるものの、使われ慣れたそこは指を難なく飲み込んでいく。 中を探ると張り詰めて膨らんでいるものがある。そこを押して指の腹をこすりつけると玲は内腿から膝を震わせて、子犬が鳴くような声を出した。構わず脚を開かせて、その間で先を震わす花蕊にもう一方の手を伸ばす。裏筋を親指の関節で扱くと脈打ち、その先端から粘度と重みを持った雫が垂れた。 「もっと声出せるだろ、かわいこぶってんじゃねえよ」 手で尻を打つ度、玲が声を上げる。既に赤くなっていたベルトを使って鞭打たれたところは更に赤みを増した。中を探っていた指を引き抜いて、片膝を立てた状態で玲の後孔に先端を押し当てて腰を突き出し、根本までゆっくり押し込んでいく。狭い粘膜の管が吸い付き、異物感に怯え締め付けてくる。 すべて飲み込んだところで玲の膝を崩し、上から乗っかり、更にその上から脚で腿を外側から押さえつけるようにして締め上げて腰を揺すった。中を侵されなから花蕊を床と自分の体の間で押し潰すようにして扱かれて、堪えきれなくなった玲が全身を痙攣させながら嗄れた声で鳴いた。 「オヤジが調子乗って生意気言うようになってもお前を手放さなかった理由わかるか、やられてるときの顔とか声、たまんねえんだよ、なあ玲ぁ」 生意気で図々しいこいつが、中を深く抉られる度、甚振られ苛まれるほどに、泣き出しそうな声を出して、涎を垂らして喘いで、無意識に自ら腰を振って、従順な雌になって男を悦ばすのがどうしようもなく可愛い。 人を喰ったような表情が、出会った頃に見た、期待と緊張に満ちた表情になり、それが乱れて苦痛と快楽に溺れて蕩けた顔になって、泣いて謝ったり、跪いて懇願して、言われるがまま従って奉仕する姿と、そうされている自分に酔いしれているのがわかるのがたまらなくいやらしい。 壊れるギリギリまで、前後不覚になるまで責め立てて使役させて、普通の行為では満足できない体にしてやりたくなる。オヤジはそこまではしなかった、でも、おれはしたい。手元に囲って小さなしくじりの度それをトリガーに繰り返し調教して、おれのものにしたい。 「なあ、もし、ちゃんと戻ってきたら、おれのものになれよ」 胸元の飾りを下げた膨らみを指で柔く摘み、転がしながら囁く。ひくついていた内部が更に抽挿するものをきゅっと締め付けて震える。 「それは、だめ、やくそくできない…だって今、おれ…」 「だってじゃねえよ、帰ってきてほしいのかほしくねえのかどっちなんだよ」 胸元の飾りごと膨らみを指で押し潰し、捻って抓りあげる。痛みに叫ぶ玲の口と鼻をもう一方の手で塞ぐ。息ができず身を捩って抵抗するほどに中がより強くおれのものに吸い付くようにしゃぶりつく。再び気を遣りそうになっていることを察して手を離すと、途中咳き込みながら必死に息をして、顔をこちらに向けて玲は言った。 「ごめん、ふみ、おれ、ふみに行ってほしくないけど、ふみとは一緒にはなれない…」 その目からはまた大粒の涙が溢れていて、おれの欲情をどうしようもなく煽った。頭を押さえつけて、腰を繰り返し突き出して中を突き上げて抉るようにグラインドさせる。絞り出すような、絞め殺されそうな汚い声を上げて玲が喘ぐ。苦しげな声とは裏腹に、体が苦痛を味わうほどに玲の中は好くなっていく。 「誰にでもやらせる雌豚の分際で、しかも甚振られないと満足できないマゾの癖に、誰なら一緒になれんだよ」 おれに罵倒されて玲の興奮が高まっていくのがわかる。中でさっきとは違う、細やかな痙攣が繰り返し発生している。

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