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第67話

穂高が結月を胸に抱き、眠りに落ちる頃。 二人の斜め前の一室では互いに生まれたままの姿になり、拓磨の上で史哉は拓磨に手を着き、腰を揺らしていた。 「二人も今頃、こんな風に愛し合ってるのかな」 吐息混じりに史哉は尋ね、腰を小刻みに揺らすたびに、結合部から自らの愛液と拓磨のカウパーが粘着質な卑猥な音を立てる。 「....さあ、どうだろうな」 頬を紅潮させ、自らの勃起を受け入れ、笑みを浮かべる、史哉の妖艶な姿に拓磨は視線を奪われた。 「あっ....あん、気持ちいい...拓磨も下からお願い....」 瞼を閉じ、拓磨に史哉は催促し、拓磨も手伝い、下から史哉を優しく突き上げた。 「....穂高にもそんな姿、見せてたのか?」 史哉は目を開けると、真剣な眼差しの拓磨の瞳とぶつかった。 「....拓磨でも嫉妬するんだ」 腰を揺らし、甘い吐息を織り交ぜながら、史哉は拓磨を見つめた。 「そりゃ....俺だって、一人の男だし」 史哉の顔が綻んだ。 「....良かった。僕に嫉妬してくれるんだ」 「ああ。....お互い様だな」 史哉は後ろに手を突き、絶頂の為に本格的に腰を小刻みに動かした。 「あ、あ....っ!もっと突いて、拓磨....」 腰を弓なりにし、頬を染めた史哉の為に拓磨が下から史哉を突く。 「あっ、あっ....イキ、そう、イク....拓磨....」 先に絶頂に達したのは史哉だった。 しばらくして、史哉は濡れそぼった蕾から拓磨の勃起を抜き、咥える。 まだ安定期に入っていない史哉を激しく突いて、拓磨がイクわけにいかず、最後は必ず、史哉が丁寧に拓磨の勃起をフェラし、イかせていた。 「あ....史哉」 拓磨を見上げながら、口を窄め、頭を上下させる史哉の瞳に吸い込まれそうになる。 「....イク、イク、史哉....!」 見つめ合いながら、拓磨は史哉の口に射精し、史哉は躊躇うことなく、ゆっくり喉を鳴らし飲み干した。 拓磨は史哉を引きずり上げると口付けをした。 「....もう、二度とお前以外、抱かない。お前も抱かせない」 「....ありがとう、拓磨。嬉しい....」 二人もまた、いつまでも舌を絡め合わた。

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