66 / 116

第66話

穂高は結月をベッドに座らせた。 「....しかし、なかなかエロいな、結月のその姿」 確かに大きめのパーカーからスラリとした結月の素足が晒され、まるで女物のワンピースのようだ。 穂高は結月の隣に移動すると、腰を支え、ゆっくり結月をベッドに倒した。 「ほ、穂高先生....」 手首を掴まれ、もう片方の手のひらで結月の太ももを撫でる。 「だ、駄目です、穂高先生、拓磨さんの家だし、美希さんのパーカー、汚しちゃう....」 穂高は結月の唇を自らの唇で塞いだ。 絡めてくる舌を解き、結月はこの展開から逃れようと話しを逸らそうと試みた。 「ふ、史哉さんの部屋着はどんな感じなんですかね、穂高先生」 「さあ、知らないけど、とっくに素っ裸なんじゃないか?」 結月は羞恥で顔を真っ赤に染めた。 その隙に穂高は再び、結月にキスをし、パーカーの中に手を潜めた。 「だ、駄目です...穂高先生....!」 「あんまり、大きな声を出すと見つかるぞ、斜め前の二人に」 拓磨と史哉の部屋だ。 唇を噛み締め、結月は頬を染めた。 「そんなに嫌か?」 「嫌、ていうか....」 照れているだけの結月の気持ちを汲み、穂高は笑みを浮かべ、見つめ合った。 後は結月は穂高に体を委ねた。 パーカーを着たままの結月の素足を舌でなぞり、下着を脱がせ、既に濡れた蕾に舌を這わせた。 「ん....っ、あ....」 丁寧に舐められ、愛液が溢れ、穂高は音を立て啜る。 そして、穂高は服を脱ぎ、まるでワンピース姿の結月を見つめたまま、勃起を蕾に宛がった。 安定期に入り、しょっちゅうとまではいかないが、体を重ねてはいるが、拓磨の家ともあり、結月は緊張し、声が出ない。 ゆっくり結月の蕾を拡げながら、侵入していく。 「穂高....先生....」 「結月....」 見つめ合いながら、穂高は腰を動かした。 「あっ....あ....」 パーカーの手首の裾で、なるべく結月は口元を抑え、声を殺す。 結月を気遣いながら、穂高は結月を抱いた。 「....中に出すよ、結月....」 「う、うん....あっ....」 結月の中で穂高のものが一際、大きくなり、白濁を注ぐ。 結月はその暖かさが愛おしく、穂高の肩に腕を回し、キスをした。 穂高もまた、結月と一つになったまま、しばらく、結月と長いキスを交わした。

ともだちにシェアしよう!