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最愛の日々 2(※)

*** 薄く開いた(むしろ)の隙間から、僅かな月明かりが室の中へと射し込んでいた。薄暗闇の中で、イオリはむせ返るような花々の匂いに包まれる。花好きのイオリのために、オラガが土産にと詰んできてくれたものだ。赤に桃色、薄紫に白の花弁のひんやりとした感触が素肌のあちこちに触れて何ともこそばゆい。 はぁっ、とだんだんと乱れていく呼吸の中で夢中になってオラガの首に手を回し互いの唇を貪り合う。 幾百回と抱かれてきたが、今でも彼に口を吸われるだけで頭の中が甘く蕩けていく心地がする。 「っふ…ぅ。オラガ…っ」 「留守にしていた分、今宵はたくさん愛してやるからな」 「んんっ…」 いつもは双子と一緒に眠っている藁の寝床の上に、今宵はオラガと二人きり。ヤトが自分の(むろ)の中で妹たちと休んでいるので、誰にも遠慮せずに久々に熱い夜が過ごせそうだ。 熱い口付けは、次第に耳から肩、鎖骨を通って胸へと降りていく。結局、子を産んでも母乳は出なかったが、幼かった頃より幾分かふっくらとした乳房にオラガの大きな手が触れる。 「そこは…ぁッ。焦らしちゃいやぁ…」 「ん?焦らした方が、お前のはしっかり濡れるだろう?」 「そんな意地悪しな…ァあ…っん」 下から掌全体で押し上げるように乳房を揉まれ、イオリはびくりと肩を震わせた。けれど、同じような動きばかりでは物足りない。もっと強い刺激が欲しくて、潤んだ瞳で上目遣いにオラガを見つめた。 「オラガ…お願い。舐めて…」 「そんな唆る顔をされると…堪らんな。ほら、舐めて欲しいのはどこだ?か?」 「あっ…」 尖端の脇をわざと舐められて、イオリは頬をふくっと膨らませて抗議の眼差しを送る。その表情にオラガがにやりと口角を上げた。 「そんな顔をされても、どこか分からんぞ?イオリ、自分でを触って俺に教えてくれるか」 「……っ」 羞恥に頬を染め、顔を横に背けながらもイオリは自分の右の指先で自身の胸の突起を摘んでみせる。果実のように赤く熟れたを無意識にくりくりと指先で弄る彼の姿を満足そうに眺めると、オラガは彼の指先ごと乳首にべろりと舌を這わせた。 「ひぁ…ん」 「ああ、悦い声だな。ほら、もう下もこんなにとろとろになっているぞ…」 「あぁ、オラガの…指が欲しいの」 「挿入(いれ)てやる…ほら一番奥深くまで」 「あ…ッ…。ゃああ…そんな一気に挿入(いれ)ちゃ…だめぇ。魔羅が…あぁ…出ちゃ…んぁッ」 オラガの唾液に塗れた乳首を自分の指で強く摘んだままで、イオリはびくりと腰を反らした。ホトに挿し込まれた指がゆるゆると出し入れされる摩擦に耐えきれず、身を(よじ)る。張り詰めた魔羅の先をオラガに深く咥えられながら、勢いよく白濁を吐き出した。 「んんッ…ふぁ…あ。オラガ…ごめんなさい。先に出しちゃった…」 涙目になって謝るイオリの頬に自身の顔を擦り寄せると、オラガは口に含んでいたイオリの精を美味そうに飲み下す。その淫靡な面立ちに、イオリは思わず目を奪われた。綺麗だ、と思う。男性相手に適切な表現ではないのかもしれないが、オラガの雄々しい表情や立ち居振る舞いにはどこか美しさや艶やかさが滲み出ている。 オラガに優しく頬を撫でられながら、イオリはふるりと身を震わせた。再び勃ち上がりかけた魔羅がじんじんと疼きだす。 「オラガの魔羅、舐めたい…」 「なら、俺も舐めてやる。好きなだけ出せばいいぞ」 「やだ。オラガと一緒に…果てるんだ」 「相変わらず可愛い事を言うなぁ、お前は」 仰向けになったイオリの上に跨り、その顔の上に自身の魔羅を向けると、オラガは反対の方を向いてイオリの魔羅を片手で優しく包み込み、竿の辺りから順に口付けていく。

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