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水曜日の恋人はいじわる⑧ いきなりは痛いって! ♥

「バカっ!!、昼休みにヤろうとすんなっ!!」 時間がない昼休みに遅漏の遼太の相手なんか出来ないから吠えた。 俺の水曜日の恋人こと三田遼太は、かなりお怒りになられている。 昼休みの生徒会室、部屋の隅に追いやられて、両手首を掴まれて壁に押し付けられる格好になっている、壁ドンじゃなくて虫の標本のように壁に押し付けられて、彼の怒りのままにガブガブと手荒いキスを受けている。 原因は昼休みの生徒会室で俺こと結城友也が女の子とキスをしていたことによる。 好きでキスをしていたワケではない、俺との交際を希望する生徒会副会長の女の子へ交際を断ろうとしたけど、言い出しずらくて困っていたら何故か唐突にキスをされてしまった。 しかもそれがガッツリしたディープなキス、稼業が漁師の副会長は手伝っているだけあって日常生活が筋トレだから身体能力が高い、女の子なのに驚異の握力、その力でホールドが決まった俺の頬、抵抗したが動かせなかった。 間が悪いコトに、そこへ遼太がやってきてガッツリ目撃されて今に至る。 遼太もまた稼業が農家なので日常生活が筋トレ状態な男、背も高いし筋肉質だから小さい俺は押さえ込まれたら動けない、唇が離れたと思ったら、今度は俺を壁に向かせて押し付けてきた、ベルトに手がかかってズボンを脱がそうとしている。 付き合っているからキスもセックスもしていいんだけど、今日は木曜日で昼休みで俺と付き合う条件を破っている。 遼太には校内で馴れ馴れしくするな、話しかけるな、人前で触るな等、色々条件を付けて付き合っている。 誰も入って来ない生徒会室の中だけだったら自由にして良いとも言っているが、それも条件がある、昼休みに少しと水曜日の放課後だけは来ても良いという条件。 そんな条件の下で水曜日の放課後は生徒会室でセックスする日みたいになってはいるが、今日は木曜日だ、しかも昼休み、最悪な事に遼太は簡単にイかない体質、遅漏と言っても良い、誤解にしても嫉妬にしても今、ここでヤられるワケにはいかない。 壁に押し付けられているけど口は開けるので声を上げた。 「バカっ!!、昼休みにヤろうとすんなっ!!もう終わるっ、昼休みが終わるっ!!」 「いいじゃん?五時間目の授業なんか受けなくてもさ、腹いっぱいで皆寝てるし、誰も先生の話なんか聞いてない。」 「それはバカな奴等だけだ、俺は真面目に受けているっ!!」 「真面目なのに何で、昨日の今日で俺との約束破るんだ?」 「破ってない!、断ろうとしたっ!」 「キスしながらか?」 「あれは副会長が無理矢理してきたから…。」 「友也も男なんだから、嫌だったら撥ね退ければいいだろ?」 「すごい力だったんだよ、ホントにっ!」 「…そう、まあ、いいや。」 後ろから俺の弁解に興味がなそうな声が耳に入った、俺の足首には下されズボンが弛んでいる。 立ったまま壁に押し付けられている格好、両手首は後ろ手に重ねられている、剥き出しになっている尻たぶを掴まれて何かが割り込んできた。 いきなり挿れようとしている? いつもは、なんだかんだ言って優しくて挿れるまでにすごく時間をかけるのに。 昨日も使った穴だけど、すぐに挿入出来るほど緩くはなっていないはず、絶対に痛い、無理、壊れる…。 ヌメつく熱い塊が穴をなぞり、押してくる。 「お仕置きは嫌なくらいが普通」と遼太が言っていた、固く乾いた穴に突っ込まれるなんて痛くて嫌に決まっている、お仕置きなのか俺のコトが大切じゃなくなったのかが分からない。 謝れば許してくれる? 少し動く頭で後ろを振り返り訴えた。 「ゴメン…、遼太、副会長に今度付き合えないって、ちゃんと言う…っっっ!!!!」 …ズッ… 閉じた穴が痛みを伴って広げられた。 痛苦しさで体が引きつる、止めて欲しくて声が上ずる。 「嫌、痛いっ!、…つぅ…ぅッ!!痛いっっ!」 訴えを無視して俺より頭一つ以上は背の高い遼太、腰を落として下から突き上げるようにモノを押し込んでくる。 乾いたままで穴を広げられるから、痛みで体が跳ねる、「嫌」と「痛い」繰り返しているのに止めてくれる気配がない。 ………ぁ……、…ぁ…、…、…、、 ギチギチと腹の中に遼太のモノが納まった、穴が痛い、腹の中が苦しい、後ろ手に重ねられた両手首も、壁に押し付けられる為に掴まれている肩も…、全部が痛い。 何よりも心が痛い…。 こんなコトをするとは俺のコトが嫌いになった? 遼太が優しいのをいいことに生意気にも条件ばかり付けてるし、キツくて態度も悪い、「好き」とか「愛している」なんてほぼ言っていない。 彼に嫌われて困るのは俺なのに。 両手首の拘束が解かれて、後ろから覆いかぶさるように密着してくるから腹の中が更に抉られて小さい悲鳴が口から出た。 壁と向かい合い痛みを堪えている俺の耳元で「お仕置きになってる?」「痛い?」「反省したか?」と聞かれて全部にうなづいた。 顔は見ないけど遼太が近くて安心する、穴も痛くなくなってきた。 これがお仕置き?リア充の考えていることは分からない。 強引にねじり込まれた肉棒に慣れて来た穴が緩ん…、…♡…♡ キ―ンコ―ン カ―ンコ―ン… 5時限目の予鈴の音を聞き、正気に戻ったのか「やばい、遅れる!、友也は授業出たいんだろ?」と言い、穴から棒を引き抜いたと思ったら俺の足元に弛んであるズボンを引き上げ履かせようとして来た。 …こんなバカげたことをしてくるヤツは嫌いだ。 ただ突っ立っている俺の身支度を整えようとする遼太、「自分で履けよ、甘えん坊か?」と言って慌てている。 …脱がしたのは遼太なのに。 彼はバカ、バカだけど優しい、優しいけど嫉妬深い、何に嫉妬している? そんなことは、どうでも良いか。 ベルトを閉めようと背の高い遼太の姿勢がかがみ気味になっている、彼のモフモフとした茶髪が目に入った。 手が伸びる、開けられて緩んだままの穴を埋めるには遼太が必要だから。 俺に髪を掴みあげられて驚いた顔を見せる遼太にキスをした。

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