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水曜日の恋人はいじわる㉑[終] 絶倫すぎて困るけど、やっぱり君が好き!♥

「もう…、もう今日はシない…。」 いい加減、元気すぎる遼太に疲れた。 遼太の家の近辺なのは分かっているが現在地不明なプレハブ小屋に連れて来られた俺、久しぶりなコトもあって最初の2.3回くらいは気分も盛り上がって楽しくセックスしていたけど飽きてきた、というか疲れた。 揺さぶられながら窓の外に目を向けると、空は白くぼんやりと曇っている、花曇りと言う天候なのだろう、空と同じくぼんやりし始めた俺、意識が少し怪しくなって来た、疲れて眠い、虚ろになり始めた俺を「友也、もう、ダメか?」と聞いて来るけど、お前が元気過ぎるんだよ、生徒会室と違って時間も気にせずに出来るけど2.3回ヤれば十分じゃないか、5回目の射精をした位から数えるの止めた。 脱力気味で目が霞む、暑いのか遼太も裸になっている、覆いかぶさる汗に塗れた体、開いた脚の奥の穴には遼太のモノが出入りしている、中に出された精液が漏れだしているのかヌルつくままに中を擦られている、反応が鈍くなった俺の目を覚まそうとキスしてくるが、どうにも疲れて眠いから口を開いた。 「もう…、もう今日はシない…、眠い…、離せ…。」 「これで終わりにするから、もう少し頑張れ!」 なんか、さっきも聞いた気がするセリフだ、俺を騙してないか?、返事を返さないのを同意した思っているか、挿入したまま抱き上げて座った格好での抽挿、遼太の肩に腕を回して抱きしめているのは悪くない感触、大人しくユサユサと揺さぶらていると「フニャフニャしているのもいいな!」と、のん気なコトを言い出した、「もう少し」じゃなかったのか?、俺の目が覚めるのを待っているのか、なんだかんだ言ってもちゃんと相手をしてあげないと遼太はイかない。 俺も結構な、かまってちゃんだけど、遼太も結構な、かまってちゃんだ。 まあ、そんなトコもバカで可愛いのだが。 俺の目を覚まそうとしているのかギュウギュウと抱きしめて来るから暑いし苦しい、腰を掴まれてヌメついた穴には、もう挿いらない程にグチョグチョとモノが埋められている、ああ、もう、しょうがない、目の前にある遼太の肩にガブと嚙みついた。 「うわ!、なに?、怒った?」 「もう、ホント、これで今日は最後な!」 もふもふした遼太の髪を掴み頭を引き寄せた、合わさる唇、垂れた目が嬉しそう、「いじわるじゃなくて俺が好きだから、こんなコトしているんだろう?」と問い掛けたい、長く続いている関係を終わらせた方が良いと何度も思った、男の俺に「スキ!」とか「カワイイ!」を言って来るのも、飽きずに抱いて来るのも、俺が好きで、好きで、俺も遼太が好きで、好きで、好きで、疲れたけど幸せ、熱こもる舌も、熱い吐息も、熱く零れる汗も、きつく抱きしめる腕も、全部が全部、今は俺のモノで、俺も遼太のモノだよな! あふれる、ああ、好きが溢れる、抱きしめる力が強くなる、繋がるヌルつく穴も喜んで締め付けている、俺の背にあった遼太の手が、もっと奥深くまで繋がろうと腰を掴み下へ押さえ付け、滑って痛くはないが腹の奥深くまで届いた感覚に体が跳ねた、興奮気味に奥を突いてくる、逃げられない格好、遼太の体にしがみ付いて腹の中を擦られる感覚に喘ぐしかない。 体のビクつきが止まらない、跳ねる都度に腰を掴まれて奥を突かれる、突かれる腹の中が熱い、溶ける、口から漏れる自分のはしたない声、もう何度も吐精したのに恥ずかしいほどに勃起している。 俺の体を抱えて奥を突こうする遼太、半狂乱に喚きながら訴えた! 「あ、もう!、♡、挿いらないっ!、♡、てっ!、♡、!!!、あっ♡、!!!」 「イきそ?、奥、キモチイイ?、もっと挿れていい?」 「やっ、ダメっ!、こわい、壊れるからっっっ!!!、あああっ!!!」 ズプン!!! 勢いよく突かれて、全身が震えた! ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡、!!!!、♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 「あ♡、イく♡♡♡♡♡♡♡♡♡、!!!!、イく♡♡♡♡♡♡♡♡♡、!!!!、イく♡♡♡♡♡♡♡♡♡、!!!!」 射精しながら快感でガクつく俺の中に遼太の精液が注ぎ込まれた。 「う…、触るな、今日は本当に、もうシない…。」 脱力して畳の上に横にっている俺に遼太が背中に抱き着いて来た、もう無理、絶対に無理、座布団を胸に抱いて丸くなっていると「ココ、気に入った?」と聞く、誰も来なくて静かで良い場所だから頷くと「友也の失踪場所、ココにしようか?」と謎の言動をして来たから遼太の方へ顔を向けた。 「失踪場所って、何だ?」 「友也が失踪する時に隠れる場所だ。」 垂れた目を細めて、にこやかに答える遼太、2週間前に雪残る広い広い田園の真ん中で、「失踪して、結婚しよう!」と謎のプロポーズをして来た、言葉は短いが色々と問題点がある内容で返事に戸惑っていたら遼太の弟が「にいちゃーん」と呼びに来て、それからは忙しくて話す時間が取れなかった。 失踪って、二人でドコか別の土地に逃げるコトじゃなかったのか? 俺に失踪しろって言っている? 「え…、っと?、どおいうコトかな?、失踪って駆け落ち的なコトじゃないのか?」 「それも考えたんだけどさ、弟も小さいしさ、親父が死んじゃったし家族を置いていけないからさ、友也が失踪しようぜ!」 「俺が…、失踪する?」 「うん、2.3年失踪してさ、皆が忘れた頃に友也が女の子の格好してさ、俺の嫁って紹介する!、そして結婚だ!」 「女装して?」 「この間のJKコスプレ、全然違和感がなかったから、全然ダイジョウブ!、皆を騙して結婚しようぜ!、それまでの失踪先はココにしよう、母さんは葡萄棚の世話をしたくないって言ってるし、ココには俺しか来ない!」 実に良い顔をして「失踪して、結婚しよう!」のプレゼンをして来るけど、安易過ぎないか?、家族を捨てられないけど、俺のコトが好きと言うコトなんだろうな、戸籍とか病気になった時とかの問題とか色々あるのだけど?、一緒に住んだら生涯、女装して生きろと言っている?、俺の家族仲は冷え切っているから失踪しても構わないコトは構わないのだが?、いや待て、遼太に問題はないが俺は色々問題があるだろう。 「もっとよく考えろバカ!、却下だ!」と喉まで出掛かったけど、窓から見える空は白くぼんやりと花曇りで曖昧に明るく幸せそうに曇っている、遼太と一緒に居たい気持ちは変わらない、曖昧ではなく確かな気持ち、遼太と居れれば楽しく明るい日々が過ごせそう、ただ幸せな決断を決めるには俺の心が若干曇っている。 「良い考えだろ!」と俺に褒められる期待に満ち溢れた目で見て来るのだけど、最良の選択は何のだろうか。 とりあえず、色々と考えてくれた遼太のモフついた頭に手を伸ばしてゴシゴシ撫でた。 「やった!、高校卒業するまでは、水曜日は生徒会室で土日はココで会おうぜ!」 遼太が俺が了解したと思って満面の笑みだが、俺が撫でたのは「全面的にイイね!」と言う意味では無い、ただ色々と考えてくれた彼を否定はしたくないだけ、それもだが遼太の体力に付き合っていたら身が持たない、無理、高校卒業するまで水曜日限定の恋人が週三の恋人に変更?、寝たきりにならないか俺は、下手すると死にそうだ、俺の体力的なコトなど考えてないんだろうなと一緒に寝そべっている遼太の顔を見た。 目に映る彼は俺が持つことが出来なかった明るい健やかさがある、その光が眩しくて好きで今に至っている。 遼太は好きだけど、すごく好きだけど。 ナチュラルに俺を悩ませ、幸せないじわるを投げかけて来る。 俺の水曜日の恋人はいじわるだ。 大事なコト過ぎてハッキリ返事をするコトが出来ない、返事に悩んでプルプルする俺、「ダメか?」とショボンとした顔を見せた遼太に飛びついて思わず「結婚と失踪は少し保留で、土曜日はイイよ!」と口走ってしまった。 そういうワケで俺の水曜日の恋人は水曜日と土曜日の恋人になった、言ってしまったのだからしょうがない暫くは今日の空と同じく曖昧に明るく幸せに過ごそうと思いキスをした。 ◇水曜日の恋人はいじわる END◇

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