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もっともっと困らせて焦らせてやろうと舌を出して、もう一回そこを上から下になぞる。
(さっくんだって、流石にこうされたらいつもの澄ました顔じゃいられないだろ)
ぺろ、ともう一度、唾液で濡れてるその位置を舐めようとして、布地に舌が触れる…と、
「…ん、ふ…ぅ…、?…はれ…?」
今度はびく、と震えたその場所が、何故か遠くなった。
代わりに、
「そのような厭らしい技を、一体どなたから教わったのでしょう」
「…っ、ひ」
そんな、ものすごーい綺麗な笑顔を浮かべて、
病み!みたいな顔をしたさっくんが、オレを見下ろしていた。
「…おかしいですね。俺は教えた覚えがないのですが」
「…っ、さ、さっく…」
怒ってる。
ただオレはさっくんを困らせようと思ってただけなのに、
…なんでかすごく怒ってる…!
「まさか、どこの馬の骨ともわからない男に…」
「ち、ちがうぞ…っ!」
「…本当ですか?」
「う、うん…」
ぶるぶるとさっきとは違う意味で震えながらこくこく頷くオレに、さっくんが納得したようにふんわりと微笑む。
いつもの笑顔を見て、ほっと息を吐いた。
その時
「では、教えられたのでなければ、無意識に男を誘うのが御上手なのですね」
「…っえ」
「そんな夏空様には…良くできました、のご褒美を差し上げなければ」
”いつも欲しいって仰っていたでしょう?”
そう耳元で囁いたさっくんは
唇の端を歪に持ち上げているくせに、全く瞳は笑ってなくて。
…つまり、それは明らかな『お仕置き宣告』だった。
どう見てもこの尻を人質にとられてる状態で逃げられるはずもないのに、なんとかして床についた手をついて、後ろに身体を引こうとした…
瞬間、
ぎゅむ
「ぃ…っ?!」
お尻を掴む手に怖いくらいの力が込められて
「ひっ、ぃ、や、に、ぁ゛ぁア゛ア゛、ア゛ア゛…――ッ!!?!」
容赦なんかなかった。
用済みというように、床にコトンと置かれている玩具は一切使われない。
その代わりに上から何本もの指を、奥深くまで突き刺すように、ちんちんの付け根の裏側をものすごい勢いで擦られる。
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