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第12話

俺のコンプレックスの一つ、陥没乳首。 小さい頃プールの時とか友達にいじられたし、過去の彼女もこれが原因で早々に別れたこともある。 というか一年以上付き合った挙句、陥没乳首のせいで振られたことすらある。 良い思い出は一つもなくて、むしろ嫌な思い出しか残ってない。 なのに城崎は目をキラキラさせて俺の乳首を見つめていた。 「なぁ、本当に見ないで。」 「何でですか?こんな可愛いのに。」 「そんなん言うのおまえくらいだわ。」 マジで恥ずかしい。 城崎を手で押し退けると、城崎はムッとした。 「じゃあ俺が出してあげます。」 「わっ…、ば、馬鹿!」 城崎の顔が俺の胸元に近づき、あろうことか俺の乳首に吸い付いた。 初めての感覚にぞわぞわする。 城崎を無理矢理遠ざけようとすると、強い力で引き寄せられて、乳首にはぬるりと舌が這った。 「ひぁっ…!」 「先輩の胸、張ってきた。」 「やっ…、やめろって…」 「無理です。」 「ぁっ…!ぃたいっ!えぐんなぁ…!」 顔が離れたかと思うと、カリカリと爪先で引っ掻かれて痛みを感じる。 ジンジンする。痛いけど、気持ちいい…かも……。 「もう少し……、あっ!でた!出ましたよ、先輩!」 「マジ…?」 恐る恐る自分の乳首を見ると、城崎に弄り倒された左側だけたしかにぷっくりと乳首が立ち上がっていた。 でもなんか、なんか…! 「綺麗なピンクでエロいですね。」 「言うな。」 「てか、これ俺が初めて出したんですか?」 「誰も触んねーよ、んなとこ。」 「めちゃくちゃ興奮してます、俺。」 「ひぁんっ!!」 指で弾かれてビクンッと体が反応した。 え、なに?今のまさか俺の声…? キモっ。無理、無理無理。 「先輩、可愛いです。もっと聞かせてください。」 「ちょ、お前頭おかし…、ぁんっ!!」 「こっちも外に出してあげますからね。」 「やめっ…ぁっ、やめてっ!も、本当に…っ」 左胸の飛び出た乳首を爪や指の腹で擦られて、右胸のまだ陥没している乳首はジュルリとたっぷり唾液を絡まされながら吸われている。 も、本当ダメ…。 身体はあまりにも強い刺激にビクビク震え、手足は何もすることがなく手持ち無沙汰な状態だった。

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