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第987話

夏月の首に手を回すと、体が密着する。 お互いの心臓がバクバクしてるのがわかる…。 夏月の舌が俺の唇を撫で、薄く唇を開くと、その隙間からぬるりと舌が侵入してくる。 熱い。気持ちいい。ゾクゾクする。 歯列をなぞられたり、上顎を擦られたりして、気持ちよくて声が漏れる。 「んっぁ、は…♡」 「綾ちゃん、気持ちいい?」 「んぅ…っ、はっ、気持ち…ぃっ♡」 「俺も気持ちいいよ…。」 見つめられながらキスされるの、ダメだこれ…。 夏月のことどんどん好きになっちゃう。 もうこれ以上好きになったら、どうなるんだろう? 「夏月っ…、はぁ…ッ、なつ…♡」 「違うでしょ?今の綾ちゃんは俺のメイドさんだよね?」 「んん…ッ、ご主人様ぁ…♡」 「よくできました。」 夏月は脚を俺の股間に擦り付けてくる。 そんなことしたら…! 「んあぁっ♡♡」 雰囲気で昂っていた俺のペニスは、少しの刺激で弾けた。 下着を精液で汚し、夏月は追い打ちをかけるように脚を揺らすから、下着から少しはみ出て夏月のスーツも汚してしまう。 「あーあ。綾ちゃんの下着、ぬるぬるになっちゃったね?どうして?」 「だって……」 「教えて?」 「意地悪ぅ…。グス…っ」 「教えてくれたら何でもしてあげる。」 辱められて泣きそうになっていると、悪魔のような誘惑を囁かれる。 欲しい。 夏月が欲しい。 「ご…、ご主人様に擦られて…っ、気持ちよくて…、射精しました…っ。」 「ふふ。いやらしいメイドさんだね?」 「ごめ…、なさぃ……。」 「可愛い…。俺にどうしてほしいの?」 夏月はこぼれ落ちていく涙を指で掬いながら、俺をどんどん底なし沼に沈めていこうとする。 このまま浸かって、誰にも助けられずに夏月の愛に溺れたい。 夏月の目を見つめていると、全て捧げてしまいたくなる。 「挿れて…。奥…、いっぱいにして…っ」 「喜んで。」 夏月は俺の鼻先にチュッとキスして、俺を四つん這いにさせた。 何重にも重なるフリルのスカートをぺらんと捲り、ガーターベルトの留め具を外す。 下着を下ろされると、さっき出した精液がツー…と糸を引いていた。 「綾ちゃん、尻尾が生えてるんだ?」 「飾り…だからっ、取ってください…っ」 「ふーん?」 自分で挿れたくせに…! キュポンっと勢いよく抜かれ、栓が突然無くなってスースーする。 「ご…、ご主人様……?」 「綾ちゃんはこんなところで人参食べてたんだ?」 「へ…?」 「ほら、見て?」 たしかウサギのしっぽの反対側はアナルプラグになっていたはずだ。 夏月の手元を見ると、ふわふわのしっぽの先は人参を模して作られたオレンジ色のプラグだった。 「まだ足りない?お腹空いた?」 「す…、空いたぁ…。」 「俺のだと小さいかもね?綾ちゃんのこと満足させてあげられるかな?」 「あっ、ああぁっ♡」 俺の反応を確認しながら、薄いゴムを纏った夏月のペニスが優しく挿入された。

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