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第1071話

風呂に入って、今日何度目かのベッドに入る。 「来週半ばから、もう12月ですね。」 「そうだな。」 「綾人さんと迎える2回目のクリスマスのことで、もう頭がいっぱいです♡」 夏月は足をバタつかせて、サンタを待つ子どものようにはしゃいでいた。 クリスマスか…。 それも楽しみだけど、俺はその先の……。 「なぁ、夏月…。」 「ん?」 「正月、俺と一緒に実家に顔出してほしい。」 去年は別々だったから。 もう俺の親には紹介してるし、それに……。 「もしよかったら……、なんだけど……」 「はい。」 「夏月の親にもちゃんと挨拶しておきたい……です。」 「……!!!もちろんです!!予定調整しておきます!!」 夏月のお母さんには事故の時に自己紹介だけは済ませた。 だけど、ちゃんとした挨拶はまだだし、きちんとした場で挨拶したい。 これから先のことを本気で考えているからこそ、親への挨拶はきちんと済ませておきたいんだ。 「あとさ…」 「うん?」 「また旅行行きたい…。1月に冬季休暇合わせて遠出しないか?」 「え!!行きたいっ!!行きたいです!!」 「よかった…。断られたらどうしようかと…」 「断るわけなくないですかっ?!!」 「そうだな。ごめ…っ、ん…んん♡」 唇を奪われ、離れ、また重なる。 「すげー嬉しい…。めちゃくちゃ仕事頑張れる…。」 「うん。俺も。」 「どこか行きたいとこありますか?」 行きたいとこか…。 やっぱり温泉が好き。 あ。でも初めて一緒に旅行したとき、夏月が運転してくれたのも嬉しかったなぁ。 お願いしてもいいかな…? 夏月のことだから、絶対聞いてくれると思う。 「温泉行きたい。あと夏月が嫌じゃなかったら、夏月の運転でドライブしたいな…。」 「いいですね。ちょっと遠いけど、大分とかどうですか?飛行機で行って、向こうでレンタカー借りて…とか。」 「それいいな。楽しみ。」 「へへ♡俺も♡」 夏月は眠くなるまで、何度も何度もキスしてきた。 嬉しさが行動に表れてるんだったらいいな。 俺も嬉しい。 「ちょっと眠くなってきた…かも…。」 「うん。明日から仕事だし、そろそろ寝よっか。」 「ん…。仕事も頑張ろうな…。」 「ふふ。綾人さん、もうほとんど寝てるじゃん。」 「寝てねぇし……」 夏月と話してたはずなのに、俺は自然と眠りについていた。

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