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80話

「深い……」  ちょっとでも身動きするとビアンカのモノが中をえぐるような感覚を味わい、蔵之介は肩を震わせた。 「動くよ」  ビアンカは蔵之介を抱きしめながら腰を浮かせ、中から半分ほど引き抜いた。中の圧迫感が減り呼吸がしやすくなる。蔵之介はこれ以上抜いて欲しくないとでもいう様にビアンカを抱きしめ、背中に足を回した。 「中、すごく熱い」 「ビアンカのもすごく熱いよ。もっと奥に欲しい」  蔵之介はとろんとした目で酔ったような涙目でビアンカを見つめた。 「分かった」  ビアンカは抜き切る前に再び奥へと推し進めた。それを何度か繰り返される。  中を広げられ抜かれ引かれていく。幾度となくそれが繰り返されると中がどんどん感度が上がっていくの感じる。 「ビアンカ、ちょっと、なか、気持ちいい。引っ張られてる」 「あぁ、糸を貼ってるから抜けば中を全部刺激できる」  蔵之介は、最初になかった感覚が増えてる理由を理解し、ビアンカの背中に回した手を撫でるように動かした。  ビアンカが動くたびに内臓が引っ張られているよな感覚を味わう。それは気持ちよくてちょっと怖い。  次第に外にも糸を引き始め、お尻にねばねばした感覚が広がった。  ぐちょぐちょと音をてて糸を引く。  次第にビアンカの腰の動きが早まっていき、ぐちょぐちょという音と同時にベッドが軋む音が部屋に広がる。肌が当たるとパンパンと音がなり、互いに触れる感覚を味わった。 「んんうぅ、きもちぃ、奥、深くて……」  動くたびに糸が奥にまで吐き出されるのか、ビアンカが到達していない先まで内臓をこねられる感覚が伝わる。  苦しくて、呼吸をするのがやっとになってどんどん意識が遠のきそうになる。 「蔵之介、そろそろ出すよ」  ビアンカはさらに激しく中をこすり、荒い息を蔵之介の耳元で響かせ、中に熱を放った。蔵之介もそれと同時に中イキしてきゅうとビアンカの熱棒をから絞り出すように強く締め付けた。  蔵之介はビアンカをぎゅっと抱きしめ、次第に体のこわばりが抜け、意識を飛ばす様に眠りに落ちた。 「蔵之介様」 次の日、目を覚ますとゼノスに体をゆすられていた。 「ん?」 起き上がろうとするが体がだるく起き上がれなかった。 「なに?」 「なかなか起きられないのでビアンカ王が心配されいます。」 「心配?」 蔵之介は目をとじると、昨晩の事を思い出し、勢いよく起き上がった。 した後どうしたか覚えていないけど、今はもともと来ていた寝間着を着ていた。 「ビアンカは?」

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