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79話

 嫌じゃない。むしろ安心できた。ビアンカになら何をされても大丈夫だと思えた。中の奥まで、全部ビアンカに満たしてほしい。無意識につぼみがヒクヒクと動く。それはビアンカを求めているようで恥かしい。 「指に絡みついてくるみたいだ」 「んぅ、もういいよ、挿れて……」 ゆっくり中をいじられじれったくなり蔵之介は求めるように言った。 「まだ駄目だよ、指増やすと痛がるじゃないか。僕のはそんなに小さくない」 ビアンカはゆっくりともう一本指を追加すると指は4本に増やされた。 「んぁう、痛いっ」 ぎちぎちと口を開かれ、皮膚がむりやり引っ張られそこに痛みが走る。 「いいよ、こういうのって挿れちゃえば平気っぽいし」 「それは本での話だろう。無理にすると体が変形したり、そこから菌が入ったりする。無理はさせられない」  ビアンカは優しい。体や心を気遣ってくれる。それが蔵之介の心を溶かし、痛みなんてどうでもいいと思わせて居る事にも気付いていない。  蔵之介はビアンカを求めることに意識がいって、おかしくなってしまいそうだった。しかし、ビアンカもこだわりがある様で納得するまで待つしかなさそうだった。 「んうぅ」  指を何度か出し入れされ、中をこねるように指を動かされ、何分経ったかわからないがつぼみはだいぶ緩んできていた。  こねられている間、たわいもない話をビアンカに振られるが、後ろをこねられる感覚に意識が行ってしまい空返事ばかりしていた。 「そろそろよさそうだな」  ビアンカはやっと納得したのか指をつぼみから抜かれた。長時間入れられていたせいで、後ろのつぼみは緩み口が開きヒクヒクとうごいていた。 「挿れるよ」  指でじらされイくことも出来なかった蔵之介はやっと貰えると、指を抜かれた解放感に一息ついた。  ビアンカは蔵之介が涙目で頷くのを見て、ゆっくりと先を緩んだつぼみにあてがった。緩んいてもビアンカの熱棒の方が太い。当てられてる感覚でそれが分かるが、ビアンカは蔵之介の腰を持ち上げ、上から押し付けるように中へと侵入を進めた。腰をそらせているせいで中に入っていく所が蔵之介の目にもはっきり見えた。  進むにつれ圧迫感が迫ってくる。 「あっ、ビアンカっ……、まっ」 「痛むか?」 「痛くは無いけど、苦しい」  苦しくても、ビアンカのモノだと思うと辛くはなかった。誰かを、こんなに受け入れたいと思うほど好きなるなんて思わなかった。  時間をかけて緩めたおかげで、痛みもなくすんなり奥までビアンカが中におさまった。

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