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第7話

「ちょ、ちょっと待って、すぐ片付けるから!」 「お邪魔しまーす!」 コンビニで飲み物や菓子やら買い込み、光は晶の部屋に来た。 光が上がる前にアパートの自室に駆け上がったつもりが、光は勝手に背後から部屋に入ってしまった。 「片付けるから、て言ったじゃん!」 「別にいいじゃん、散らかってても別に気にしないし」 光が勝手にウロウロし始めた。 「あんま見んなよ」 「あっ」 ベッドの隅に投げ出されたままのバイブ....。 光は手に取り笑った。 「これでアナニーしてんの?どれくらいの頻度?」 「う、うるさい!お前だって、バイブの1本や2本持ってるだろ」 恥ずかしさから晶は顔を真っ赤にし、光からバイブを取り上げようとするが、かわされる。 「ねえ、見せてよ。これで、オナニーしてるとこ」 「はあ?冗談じゃない」 「冗談だよ」 光が爆笑した。 ネコ同士、晶と光はビールを開け、乾杯した。 次第にどれだけ自分が男運がないか、の話しになり、何故か、どっちがどれだけ男運がないか、競うように語り出した。 「あー、なんか晶と話してたら楽だわー」 「俺も光といたら楽ー」 またもや酔っ払い、 「お前がタチだったらなあ」 と光が宙を仰いだ。 「お前がタチなら良かったんだよ」 そんな光を見て、晶は拗ねながらビールを飲んだ。

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