1 / 39

第1話

「や、ぁ。あ……っ」 体が上下に揺さぶられるたびに出てしまう喘ぎ声。 ベッドの少し使い古されたスプリングのギシギシと軋む音と自身の喘ぎ音。 こんな声上げたくないのに。でも止められない。 口から出てしまう。 「やぁ……っ、あ、ぁあっ」 最初は正常位から始まったが、未緒が先走りの蜜を出し始めたので、主人の吸いやすいように攻め役の男は体位を変えることにした。 一度未緒の筒から肉棒を抜いた。 「ひゃ……っ、あ、っあぁ……!」 空かさず体位を立位に変え、再び未緒の中に肉棒を入れた。 「っあ、ア、ああ……」 再び最奥に肉棒が辿り着くと、再度体を上下に揺さぶられた。 「あっ、はぁ……っ、ああっ」 体位を変えられた時、大きな掌が未緒の両手首を背後から一つにまとめ上げられた。 もう片方の腕は腰から腹に廻し、前に倒れこみそうな未緒の体を支えながら上下運動を続けた。 「あっあ、あ、ぁあ……っ」 今にもイキそうなその衝動に必死に耐え、蜜の放出を自身のモノの周りに纏わりつかせる様、最小限に留めていた。 現在後ろの男がベッドに膝を折り曲げ、ベッドの前に用意された車椅子に座る老人に、未緒のモノをその老人の口に宛がうような姿勢になっていた。 「ぁん、んん、ん」 未緒は太刀の反り立ったモノを一身に受け、今にも溢れ出しそうな蜜を必死に堪えていた。 それには理由があった。 未緒の前には車椅子に座った老人がいる。 「おぉ、蜜が、未緒の蜜が今にも零れ落ちそうじゃ」 その声を聴き、壁際の後ろに構えていた護衛の二人が前進した。 ベッドには立位姿勢のまま、今にも蜜を漏れ出しそうな未緒がいた。 壁際に立っていた二人が少し前進し車椅子のストッパーを外し、未緒のモノの前へと車椅子を前進させた。

ともだちにシェアしよう!