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第40話

こりこりと前立腺というところを圧されるとズクンと重たい気持ちよさが波打つように襲ってきて、指の動きに合わせるように漏れ出る声が止まらなかった 「ぁあっ…や…やだぁっ、だめ、だっ…」 声を抑えようと力めばお腹に力が入り、指をぎゅうっと締め付けより前立腺に刺激が加わってしまう。 「やだっじゃなくてイイんでしょ? 美味しそうに飲み込んじゃって、初めてなのにいやらしいね君は」 ご主人様はいじわるに笑いながら、前立腺を弄る手を止めてくれないどころか、動きに緩急をつけて刺激してきた。 お腹に力を入れることもできない僕は情けなく腰を浮かして気持ちいいのを受け入れるしか無い。 体は汗まみれでおちんちんからは精液ではないだらだら透明な液が涎のようにシーツを濡らしていく。 気持ち良くてつい僕は前に倒れて腰を高くした体勢でシーツを掴みながらヘコヘコと腰を揺らしていると「ハル?乳首いじってよ」と言ってきた。 頭では命令だとわかっていたのに、僕は咄嗟に首を振った。 ただでさえ気持ち良くて声が抑えられないくらいなのに乳首なんて弄る余裕なんて無い。 けどそんな僕をご主人様は許してくれないどころか、少し悪い笑みを浮かべて 「言うこと聞けないなら少し悪戯しようかな」 と、お尻に圧迫感を覚えた。 「指増やしちゃった」 増えた指で更に前立腺を擦られるとビックンと、一本だった時より強い波がやってきた。 ぞりぞりと擦られている感覚も一際で、それだけで頭がチカチカと白く光る。 「む、むりで…す、んっ…ひぁ、!それ、だめです!気持ちよくて、あた、あたま変になる…おちんちん熱い…あっ…だめ…ぜんりつしぇんこすっちゃいやだっ!」 体に熱が溜まっていくばかりで、微かな刺激にも感じてきたのに乳首まで弄る余裕なんてないのに、弄っていた方がマシだったんじゃないかと思うくらい気持ち良くて自然と僕の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。 部屋にはなんとも言えない熱と湿気のようなものが充満していて、現実味があるような無いような浮遊感が襲う。 「ははっ!君は快楽に弱いねぇ いいよ、好きに喘いで鳴いていればいい」 ご主人様がハル嘲笑う、そんなことには全く本人は気にする余裕がないほど迫りくる快感に悶える ぐちゅぐちゅと水音がするほど中が緩んでいるころには弄る指は3本に増えていた。

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