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第1話

俺たちは二人で一人 あいつを守るためなら何でもやるんだ キミはボクでボクがキミ 「いつまでも僕達は一緒だよ、大丈夫」 「ほら、手を取って、君は僕で僕が君だ」 と君は言った これは俺たちの魔法の言葉だ唱えると自然と勇気が出てくる 眠れない夜に何度も何度も俺が寝るまで君が唱えてくれた、魔法の言葉 俺と同じ顔なのにこいつは花のように優しく微笑むそいつは 俺の手を引く、凍え震えた手で それでも強く強く握ってくれた、それだけで俺の世界は輝いたんだ 当時はそれだけが頼りだったんだ、こいつのおかげで死なずにいれた その時決めたんだ、俺は一生こいつと一緒に歩んで行くと、こいつを守っていきたいと 今、俺はこいつの背中を追うことしかできないけどいつかいつかこいつの手を引いて——-

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