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17.その目で見つめて 18

こういったとき不意に経験値の差が浮き彫りになる気がする。 考えたくもないのに、修平は今まで何人の女の子の服を脱がしたんだろうとか、またバカなモヤモヤまで復活して嫌になる。 すると、また思ってしまうんだ。 やっぱり女の子の方がいいのかな? とか、俺が女の子だったら……とかって。 そんなことを考えていたら無意識に口に出してしまっていた。 「……修平はさ、やっぱり女の子のがいいか? ……もし俺が女なら……」 俯いたまま、そこまで喋ると視界がぐるっと回って急に体が宙に浮く。 「ぬぁぁっ……」 なんだ⁉︎ と顔を上げたら、修平にいわゆるお姫様だっこなるものをされていたわけで……。 「な、なんだよっ! 降ろせ!」 「先に風呂入ろう」 「だから降ろせってば!」 降ろせと暴れまわる俺をあしらいながら脱衣所まで連れて行かれると、あっという間に脱がされてしまった。 只今、俺はカツラにトランクス一丁っていう変な組み合わせ。 すると次は修平が自分の服を脱ぎ始めるではないか。 「ちょっと待て! まさかとは思うが一緒に入る気なのか?」 「うん。入る気」 「嫌だ! 俺が先でお前が後だ!」 そう言ってるのに修平は服を脱ぐことをやめない。 そして俺のカツラを取って、トランクスを脱がしにかかった。 「じ、自分でする」 「ダメ。今日は僕がしてあげたいの」 修平の指が腹に触れると体が少しだけビクッとなって、意識してるみたいで恥ずかしくなる。 そして指がトランクスのゴムの部分にかけられて脱がされると、先に浴室に入れられた。 しばらくすると修平も全裸になって浴室に入ってきたのだが、なんとなく恥ずかしくて自分の股間を手で隠さずにはいられなかったのだけど、それを見た修平はクスクスと笑っていた。

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