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17.その目で見つめて 21

そうやって少し喜んでいると修平の手がすねから太ももへ、そして足の付け根まであがってきた。 いや、そこは……。って、焦ったのと同時に、太ももの内側を触られると体がびくんっと跳ねて、それに連動するようにまた俺のものが反応し始めてしまった。 修平は半勃ちした俺のを見ながら軽くため息をつく。 「足を洗ってるだけなのにどうしてこうなるのかな?」 「う、うるせー」 「あおいちゃんに剃られたときもこうなった?」 「なるわけねぇだろ! これは……修平が……やらしく触るからだっ」 俺の言葉を聞くと修平は心底嬉しそうに笑って、俺のを掴み亀頭を親指でぐりぐりとする。 「ンぁっ、んっ……」 「ここも綺麗にしようね」 「そ、そこは、いらな……ッ……」 「どうして? 洗ってあげるよ」 修平はにっこりと微笑みながら俺のをゆっくりとしごいていく。そして、俺のことを後ろから抱きしめるような体勢になって、俺のモノを上下しながらたまに親指で亀頭の先をくるくるとくすぐる様に撫でた。 「んぅ……ッ、……」 次第にボディソープに先走りが混じりさらにグチャグチャと音がし始めると、修平が俺の耳をぺろっと舐めたりする。そのたびに、体が小刻みにびくびくと震え、気を抜いたら昇りつめてしまいそうになってしまう。 「ふぅ…あっ、あっ……」 風呂場って只ですら音が響く。 自分の喘ぎ声やモノを扱く音が反響してクラクラしてきた。 それに加えて耳元で修平が囁くから。 「千秋が大好きだよ」 修平はズルい。そんなこと言われて俺が我慢出来ないの知ってるくせに。 案の定、俺は……。 「あっ、んァ……しゅ、へ……イクっ……ッ……」 クスっと修平が耳元で笑うのを感じながら、修平の手の中に白濁を放った。 ブルルッと体が小さく震えると力が抜けて修平に寄りかかってしまう。 すると修平はシャワーに手を伸ばして俺の体のボディソープを流していく。 そして……。 「綺麗になったね」 そう言って微笑んだ。

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