2 / 2

第2話

深夜2時。俺はさっきのことを思い出していた。 弟の太一が兄の俺を襲ったこと。 俺も快楽に負けて、太一を受け入れてしまったし、 アイツは、俺の事がすきなのだろうか、、 俺自身、あんなことをされたのだから、見る目が変わってきてしまうのも仕方が無い。 でも、気持ちが良かったのは、事実だ。 もう一度してほしい、、、なんて思ってしまう。 最低だ でも弟にあんなに卑猥なことをされたのに、なんだか気持ち悪い感情が俺の中で渦巻く。 あの時の、太一 気持ちよさそうだった。 あの顔を思い出す、頬を紅く染めて、声を堪えて、 あ、ヤベ また勃っていた。 弟を思いながら、自分を慰める。なんか人として終わってる。 ハァハァと息が溢れるのを、堪えるように、片手で口を抑える。やっぱりあのときのほうが気持ちよかった。 グチャグチャといやらしい音をならしながら、俺は達した。 『んっ ふぅ 自己嫌悪で死にたくなった。 自分の精液を片付けながら、弟に向ける感情が、恋情であると確信した。しかも、もう一線を超えてしまっている。頭を空っぽにして思う。 太一が恋愛的に、性的に好きだと。

ともだちにシェアしよう!