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出会い 第1話
――『助けて!!』
切羽詰まった声に顔を上げると、数メートル先に高速でハイハイをしている赤ちゃんがいた。
ご機嫌でハイハイしているその先には1メートル程の段差があるが、もちろん赤ちゃんはお構いなしで進んでいく。
その赤ちゃんの上で、ワンピースの裾をひらひらさせながらロングヘア―のキレイな女性が必死の形相で叫んでいた。
『誰か!この子を助けてっ!危ないっ!!』
「――おいおい……マジかよっ……」
オレは咄嗟に走り出していた……――
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