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それは必然だったのかもしれない。7

「なぁ、涼くん。寝ている人間の股間にイタズラをするのはイケないことだと思わんか?」 着替えようとしている涼くんに向かって話かける。 さぁ、反撃といこうか。 やられっぱなしは性にあわない。 俺は先程と打って変わっていい顔をしているに違いない。 「え、ちょ、黒沢さん…?」 対して涼くんは狼狽えている。 先程とは逆だな。 そんな涼くんをよそに俺は涼くんへと近づく。 こんな上玉、逃がすなど男が廃るというもの。 1歩、また1歩と間合いを詰めていく。 それに比例して後退りする涼くん。 「君ばかりがイイ思いをするのは………」 「く、黒沢さん…?ちょ、まっ、うわっ」 ドサリ。 とうとう後がなくなり俺が寝てなかった方のベッドへと追い詰めた。 「いささか、フェアじゃ、ないよな?」 俺はマウントポジションを取る事に成功した。 嗚呼、いい眺めだ。

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