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それは必然だったのかもしれない。8
はぁ、はぁ。
どちらとも言えぬ乱れた息で部屋が満ちる。
「あっあ! んんん!」
涼くんの淫らな喘ぎが耳に心地好い。
顔に似合わずとても艶っぽく、腰にクる声だ。
あまり最近は熱くなることが無かったが
久々に熱くなっている。
「はぁっ、涼くん、気持ちがいいな…?」
バックの体位で腰をぐるりと回してやる。
「んあっ ああん、イイ、気持ちィ…!」
背中を反らし、あられもない声が上がる。
演技ではなく本当に感じているのだと分かる。
その証拠にナカがきゅうきゅうと締まる。
持っていかれそうな程涼くんのナカは良い。
気を抜くとイッてしまいそうで
ゆるゆると腰を動かしていると
涼くんがこちらを向いた。
「ん、ね。もう限界なの? もっとキテよ」
そう言いながら尻を揺らす。
潤んだ瞳、上気した肌。
くそ、このガキはっ
人を煽りやがって。
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