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特別サービスです、お客様♡ 15

─君が俺に振り向いてくれますように─ なんて柄にもなく祈ってみたりした。 別に信者ではないが神頼みでもしたくなったんだ。 年の終わりと始まりを君と過ごせた奇跡に。 君の願いが俺と同じなら良いのにな。 そんなことを思いながら、自宅へと車を走らせた。 「黒沢さん、今年もよろしくお願いします」 「あぁ、こちらこそ。今年もよろしく」 今年はどんな日々が待っているんだろう。 君を想えるならきっとどんな日々でも幸せだろう。 終わり おまけ。 あれから自宅へ戻った俺たちは仲良く姫初めをし 涼くんはちゃっかり三が日中俺の家に居座った。 HAPPY NEW YEAR

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