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love-potion 4
さっそく僕は黒沢さんの家に来ていた。
さて、どうしようかな。
媚薬の数は4つ。
栄養ドリンクだよと言って出しても素直には飲んでくれないだろう。
あの人は一応、製薬会社の勤務だし。
シンプルにご飯に混ぜるのが無難かな。
僕は幸いにも料理が得意だし
それなら黒沢さんも疑わずに口にしてくれるはず。
勿論僕のは別に作る。
自分の食事を終え、黒沢さんの帰りを待つ。
それにしても遅いなぁ。
僕、寝ちゃいそうだ。
もうすぐ日付け変わるけど。
まぁ、部長さんだって言ってたし、忙しいんだろうな。
そう思いながらウトウトしかけると
インターホンが鳴った。
「おかえりなさい」
「た、ただいま。 先に寝ててもよかったのに」
黒沢さんは僕が起きていたことにびっくりしたようだ。
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