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第15話 ※R18

彼の胸の中で改めて謝罪する珊瑚。 「翔…!ごめん…。 俺…、ホントバカだった。 いろんな人に酷いこと言った。 幸せになったから…バチがあたったんだと思って…。家族やこの生活が壊れるのが怖いんだ。」 「何言ってんの? バチって何?そんなもんに俺たちの幸せが壊せるわけないんだから…そんなん飛んできても跳ね返す勢いで突っぱねないと! それに珊瑚のツンはデレの裏返しなんだから、そんなん分からないヤツがバカなんだよ。」 「……いろいろ死語…。」 「…ねぇ!今いいとこ!(苦笑)」 「…でも、翔のポジティブさに負けた…。」 そして救われたのだ。 「そう?」 それから笑い合って、リハビリしよーと、軽い気持ちで再チャレンジ。 「慣らすから。 でも主導権は珊瑚ね?」 ふいうちのシックスナインの体位に動揺する珊瑚…。 「や、…っ! そんなんしなくていい…っ」 「何で? えー?俺、前戯ヘタ?(苦笑) 舌も、指も…気持ちいいとこ教えて?」 「…、っ! あ…っ」 「かわいー。ここ好き? いつもは声出さないもんね?」 「ちょ…、この体勢変えろよ…!」 居たたまれなくてそう告げる珊瑚の身を優しく起こし、膝の上に乗せる。 「…重いだろ…?」 「全然。 今日は、指だけね? 珊瑚も気持ちいいとこ当たるように腰動かして? …中、痛くない…? あ、手、こっちね。」 「んっ、ぁ、…っは…!」 「珊瑚は頑張り過ぎなの。 いい?今日は気持ちいいこと意外なんも考えない!約束ね。」 「んんっ! …わか…った!」 いつもより、ゆっくりで穏やかな行為は気恥ずかしかったが妙な身体の緊張が抜けたおかげかとても気持ち良かった。 結局ペッティングで終わったが、何より心が満たされて久々に熟睡する珊瑚…。 眠りにつくまえ、翔の腕の中で呟いた一言が印象的だった。 「翔……、俺…お前のこと…幸せに出来てる…?」 翔は驚き、珊瑚を抱き締めてこう応えた。 「幸せだよ…。 過去の珊瑚があって今の珊瑚があるんだよ。 …何も気負わずそのままでいてね。 愛してるよ。」 翔のその言葉で自分のしてきたこと総てが許された訳ではないけれど…まるで自分の周りだけ暗かったのにパッと光が差し、心が救われたと感じることが出来た。 翌朝… 「ん…? …え……?何? 珊瑚?」 下半身がえらい気持ち良くて、毛布の中を覗き込めば愛しい人の姿…。 「…起きた?」 「…わー…! すごいクリスマスプレゼントだぁ…!」 「…翔…! 俺、今なら出来そう。 …MAKE LOVEしよ?」 「ぅええっ?!」 「ぁ、は…っ、は…!」 「平気…?」 「ん…。」 「俺、そろそろ限界…! どうしよっか…、どうするのがラク? このまま珊瑚が上で調整しながら挿れる?」 「……いや…、 翔が…やって。」 「…分かった。 なるべくゆっくりするから…! …大丈夫?」 「ん…。 来て…。」 ゴムをつけ、ローションを足した自身を右手で支えながらグっと珊瑚の中に埋め込むように腰を進める翔。 だいぶ慣らしたが、久々の挿入行為は圧迫感が凄まじくその衝撃に耐えならなんとか珊瑚を気遣う。 「珊瑚…っ! 息…、呼吸して…! もうちょい力抜ける…?」 「ん…、はっ…! い、た…っ!」 「えっ?!ゴメっ! 今抜く…!」 「違…っ!髪…踏んでる!(苦笑)」 「あ…、うそ…! ご、ごめん…!(苦笑) あ、待って、笑うと振動ヤバい…!」 「はは…っ! 童貞じゃねーんだから、まだイクなよ? …ちゃんと埋めて。」 「はい…。 っ、ほんとヤバい…! なんだっけ……セカンドバージン?みたいなもんでしょ?」 「こんな時にアホなこと言うな…っ! あ…っ!」 「…、挿った…! 平気? ヤバい…、もう待てない…! でもゆっくり動くね?」 「ん、んっ は…っ、ぁ、奥…当たる…!」 「あー…スゲーいい…! 珊瑚は?気持ちいい?」 「ん…。 まぁまぁ…? もうちょっと…あ、ちょっと代われよ。」 騎乗位で翔を見下ろす珊瑚は妖艶で美しかった。 「すっごいキレイだよ…。 あー、ちょっ! それヤバい…ですっ!」 「んっ、はぁ…はぁ…っ!」 復帰戦とは思えない、メンタルが復活した珊瑚は無敵だった。一晩寝たらスッキリしたのだろうか… 翔は抱いているのに抱かれているような感覚さえしてきて限界を訴える。 「珊瑚…っ! ちょっと!…マジ…っ、そんなんしたらヤベーって!…イク…っ!」 「……あっ、! ん…、すげー出てるな…。」 ドクドクっ…と、脈打つのが分かって心地好さと優越感にうっとりする珊瑚。 「もう…っ!珊瑚…っ!」 「翔…! 全然足んないんだけど…。 ね、次は中でイかせてよ…。 すげー気持ちいいんだって…!」 「なんか…パワーアップしてない? アップデート? 待って! アラフォーなの!そんな…すぐ勃たな…」 「大丈夫、ほら…勃ってる。イイコだな。 日本製の精力剤あるよ…?飲んどく?」 先を考えて手を伸ばす翔。 「翔…! 後ろから…して? 奥がイイ。」 「っ!」 「ぁーッ!ん、翔…前も…っ!」 バック、寝バック、横臥位、シックスナインを挟んで正常位…早朝からフルコースだった。 「あ。ヤベ。 ケーキ取りにいかねーと。 続きはまた夜な?」 「……珊瑚さん…、身体の負担もあるだろうし…次は1週間後くらいにしない?」 「は? 別に鍛えてるから余裕だし。 ヤってなかった分取り戻さねーとだろ! …翔は俺とするの…イヤなのか…?」 「……っ!とんでもない! 喜んでっ!」 翔は急いで凪にLINEした。 "帰国次第なる早でよく効く日本の精力剤を送って下さい"と。 「良かった。いつもの珊瑚だ。 …うん。ヘソクリ使お……。」 END

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