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第18話※
目を開けると、何故か俺の下半身は素っ裸で足を大きく開いていた。
その足の間にはニヤリと笑うアルドの姿
何だか身体が重たくて、思うようには動かない
ぬるりとした感触に驚きその場を見ると、そこには俺のペニスの先を赤い舌で舐め上げるアルドがいた。
腰に甘い痺れが走り、重い身体を微かに捻る
ヌルヌルとしたアルドの舌がペニスをグルリと舐めまわし、僅かに腰が浮く。
なんでこんなことに…??
理解しようと脳が回り出した頃、お尻の中で何かが動いた。
確認しようと後ろを向こうとしたが、俺の背中はピッタリと地面に付いていて、後ろはない。
でも、確かにお尻の中でウネウネと何かが動き回っている
訳もわからずもう一度アルドに視線を戻すと、そこには先程まで居たアルドの姿は無く、変わりに金色の髪の束を耳に掛けるロワンの姿があった
なんで?
と思うより先に、美しいロワンの顔が俺のペニスへと近づき、その綺麗な唇ですっぽりとソレを咥え込んだ。
少しヒンヤリしたロワンの口内はとてもヌルヌルしていて、腰が震える。
なんだろう、これ、気持ちいい
…でもおかしい?
アルドはどこに?
ああ、夢かな?
ぼんやりとした頭でそう思うが、上手く思考が付いてこないし纏まらない
ヌルリ、ヌルリ、とロワンの口内で何かが動き、先端の弱い部分を強く押され、身体が震えた
お尻の中の物も相変わらずウネウネと動き続けている。
夢か…いや、夢?
夢でアルドとロワンにフェラさせるって俺…どんな夢見てるんだよ
冷静に頭の隅でそんな事を考える俺と、
夢ならいっか…
と重たい身体を手放す俺が、フワフワとした意識の中で混同する
すごく気持ちいいし…ロワンは綺麗だし…何より気持ちいいし
夢だしいいよね…
安易な考えで快楽に身を預けようとすれば、お尻の中でウネウネと動いていた何かが、とても気持ち良い所を擦り上げ、腰が跳ねた。
いやいや、お尻も気持ちよくなる夢ってどうなの?!
そう思うと同時、目の前に薄らと青い光が広がる。
ゆっくりと夢と現実の狭間を往復しながら目を開くと、見覚えのある青い光
頬の下には薄く発光する緑の苔
俺は何ていう夢を…と眠たい目を擦った時だった
「ひぃ、あッッ!」
お尻に感じた、確かな刺激
今日、初めて知った気持ちいい場所
寝起きで大混乱のまま慌てて起き上がり、下半身を確認したが、服はきちんと身につけている。
でも、確かに感じる股間とお尻への違和感
急いでズボンを下ろし、恐る恐る下着の中を覗き込んだ。
いつも、そこにあるはずの俺自身はそこになく、代わりに紫色のプヨプヨとした液状に近い何かがそこにはいた。
何これ…
急いで膝立ちになり、下着も下ろすと、そこには何だか見覚えのあるような、プヨプヨとしたもの。
俺の靴を溶かしたアイツとそっくりだ。
色が違うだけで、質感はまさに、この世界に来て最初に出会ったスライムさんと一緒
すごい量の汗が背中を伝うのがわかった。
モンスター出ないんじゃなかったの?!
と混乱する頭のまま、早くどうにかしないと
…と思い股間に張り付くスライムを掴む
「っんあ、っああ!!」
が、またお尻の中で何かが、気持ちいい所を押し上げた。
あまりの刺激に足が震え、前のめりに崩れ落ちる
苔の上に片肘をつき、股間に付いたスライムを引き剥がそうとするが、掴んでも掴んでも、プヨプヨした感触を手に感じるだけで全然剥がれそうな気配はない。
それどころか、お尻の中のウネウネと動く物が、さっきよりも的確に、そして何度もいい所を押し上げてくる。
前に張り付いたスライムもヌルヌルと動きだしした。まるで意思を持つかの様に、俺のペニスを撫で回し、先端をグリグリと押し、時折吸い付く様な感覚さえ覚える。
コイツの所為で変な夢まで見てしまった…情けない
「はぅっ…ぅあ」
あまりの刺激に蹲りながら、近くにいるはずのアルド探した。
こんな姿見られたくないけれど、俺1人ではどうにか出来そうにもない…
涙で滲む視界で周囲を見渡すと、少し離れた所に、胡座をかき頭を抱え込むアルドの姿があった。
良かった、起きてた…いや、良かったのだろうか?
見える範囲は全体見たが、どうやらロワンはまだ戻ってきてないようだ。
「っうう、アルドぉ…」
お尻と股間に与えられる刺激にどうにか耐えながら、アルドを呼ぶと、アルドはゆっくりと抱えてた頭を持ち上げた。
その目元は赤く、額に大粒の汗を浮かべ、息はとても荒い
どうしたんだろう?という思いと共に、何だか最近見た光景と重なる部分を思い出した。
「…ンで、こうなった…」
熱い息と共にアルドがそう吐き捨てる
「美味そうな匂いしやがって…」
そう言い残したかと思うと、また頭を抱え込み、動かなくなってしまった。
えっ?え??
助けて欲しいんだけど???
そんな俺の願いとは裏腹に、全く動かないアルドと、お構い無しに俺の中と外で暴れ回るスライム
中の気持ちの良い所を押していたそれが、より奥へと進み、お尻の中を埋め尽くしていく。
身体が熱いせいか、股間に張り付くスライムと、お尻の中の物をより冷たく感じてしまう。
「ぅうんッ…ふ、あッ」
もうこれ以上奥はないって思う場所まで、お尻の中を何かに埋め尽くされ、身体が震えた。
必死に声を抑えようとするが、前をスライムに擦られる度、吐息と共に甘い声が逃げて行く
ヌルヌルとペニスを撫で回す様に動いていたスライムが、徐々に上下に扱く様な動きに変わっていき、ズルズルと快感が体の奥から引き摺り出されていってしまう
「ッ、あ、るど!ッああっ!」
頭を抱え込んだままのアルドを呼ぼうとするが、お尻の中を埋め尽くした何かがグリグリと動き出し、言葉が続かない
1番奥を突き上げる様に動きながら、同時にペニスの裏側辺りの、気持ちがいい所も同じ様に突き上げられ、思わず手元の苔を強く握ってしまった。
光る粉が舞い上がり消えて行く
ペニスを覆うスライムが、上下に動き、時折先端の敏感な部分を強く押してくる
もう、むり…
自分の意思とは関係なく、無理矢理高められていく快感に全身が震え、力が抜けていった
「ああッ、うンーーッ!!」
ゴリっ、とお尻の中と、ペニスの先端を同時に押されて目の前が一瞬真っ白になる。
強すぎた刺激を何とかやり過ごしたが、もう我慢できそうにはない。
的確に感じる部分のみを突かれ、快感の波がどんどんと高まって行く
こんな訳も分からないものでイきたくない。
その気持ちだけで身体に力を入れて堪えようとしたが、身体はいう事を聞いてくれなかった
「ッあうぅーーっ、やだ!や、イっ、
ふゥーーあっッ!」
ヌルヌルと一層激しく動くスライムと、お尻の中を勢いよく突き上げられ、我慢の限界が来てスライムの中へと吐精した。
身体に力が入らずガクンと地面に沈み込む
「んうっ、はあっ、ぅ」
ドクドクと精子を吐き出す先端部分に、スライムが絡みつき吸い付く様な動きをみせる。
荒い息を繰り返していると、お尻を埋め尽くしていた何かが、ドゥルリと一気に外へと出ていった。
股間に張り付いていたスライムが最後の一滴まで吸い出すように吸いついた後、ゆっくりと剥がれて行き、お尻の中から出てきた同じ紫色のスライムへと近づくと、そのまま引っ付き1つのスライムへと姿を変える
半透明のスライムの中にフヨフヨと浮かぶ白濁とした液体
今のうちにどうにかしないと、と思いはするが、身体が全然動かない
アルドに視線を送るが、まだ頭を抱え込んだままだ。
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