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第19話※

力を振り絞って起きあがろうと、地面に手を付いた時だった、紫色のスライムがプルプルと震えだし、身体の一部を細長い棒状へと変形させた。 嫌な予感 俺が動き出すより先にスライムが動き、丸出しになっていたアナルへとその棒を突き刺す 簡単に体内に入ったそれに身体が震える さっきの質量と比べると、何だか物足りなささえ感じてしまう程にその棒は細い だがそれが中に入り込んだ瞬間、体内に感じる温かい何か スライムの冷たさと相対して、より温かさを感じる 「ッやだ!!!やだやだやだ!!」 半透明のスライムの中に浮かんでいた白濁とした液体が徐々に減って行くのが分かり、スライムを引き抜こうとするが、びくともしない。 さっきスライムの中に射精したばかりの自分の精液が、みるみるとスライムの中から減っていき、その代わりにドクドクと体内へと注がれて行く 「やだーーーっ…」 あまりの情けなさに涙が溢れ、頑張って動かした身体からは、力が抜けて行く。 半透明のスライムから徐々に減って行く白濁とした液を見ながら、また手元の苔を握りしめた。 涙と共に出てきた鼻水を啜りながら、半透明のスライムを見つめる。その身体の中にはもう、何も浮かぶものは無い。 ツプリ、とお尻から細いスライムが抜けていき、それに遅れながら太ももを温かい液体が伝った。 「っアルド!!!」 今だと思い、強めにその名を呼ぶと、アルドがゆっくりと頭を持ち上げた。 赤い目元に額に浮かぶ汗 ゆっくりと立ち上がったアルドの息は荒い その間にもスライムは全身を震わせ棒状へと変形させていた部分を、今度は触手のようにウネウネと更に細長く伸ばしていく。 「…美味そうだ」 一歩踏み出したアルドの目がギラリと光る。 《鬼は性魔力が好き》 昼間、ロワンが言っていた言葉が頭を過ぎる。 性行為をすると、周辺に充満する魔力、性魔力 え、まって?? これも性行為に含まれるの?スライムに一方的に弄ばれただけなんだけど? 相手がスライムでも性魔力出てるの?!! 「っひぃッ」 今にも襲いかかって来そうなアルドに釘付けになっていると、何か冷たい物がペニスへと巻き付いた。 何か、ってそれはもう分かってはいる。が見る勇気がなかなか出ない。 ウネウネと絡みつくそれに、仕方なく視線を移すと、とても細くなったスライムの一部が幹へと絡みつき、球体の部分が袋を覆う様に張り付いてきた 前門の虎、後門の狼 ロワン早く戻ってきて!!! そんな俺の願いも虚しく、目の前まで来たアルドがゆっくりと腰を下ろした。 でもそんなアルドを気にしている場合では無い、ペニスに絡み付いた細いスライムがクチクチを尿道口を広げる様に、出口部分の穴を執拗に撫で回す 「あ、アルド、お願いっ…」 「…俺は火魔法しか使えねェ。魔力操作も下手。これ燃やしたらお前も燃える」 「ひいッ」 これ、と俺の袋部分に張り付いたスライムをアルドが握る その隻眼の金色の瞳はギラギラとしていて、俺の瞳を捉えて離さない。 燃やされては困る、どうすれば…と股間へと目をやると、細いスライムがペニスの先端の穴、尿道口にグチリ、と入り込もうとしていた。 慌ててスライムを掴むがもう遅い 「ッあ゛、ぐぅうーーーッ!!、いだ、ッ!!」 体験した事の無い痛みと感覚に目の前に星が散る 「ひぃッ、ぐうッうううーーー!!」 痛みをやり過ごそうと、思わず目の前に居たアルドにしがみつく。 スライムは俺の痛みなどお構いなしといった様に、ヌルヌルと奥へ、奥へと押し入ってきて、これ以上奥はないと覚ったのか、ピタリと止まった。 スライムが止まった事により、強烈な痛みが過ぎ去るがしかし、ジンジンとした痛みが静かに広がっていく。 変な汗が全身から滲み、荒い息を繰り返した。 くねくね、と中のスライムが動き腰が跳ねる ゆっくりと外へと向かって動き出したスライム、それと同時に排泄に似た様な何かを感じる ヌルヌルとしたスライムが中間辺りで上下に動き出し、訳の分からない感覚に身体が震えた 「う゛っ、ふう…あっ」 静かな痛みと、込み上がってくるよく分からない何か 涙目でアルドを見上げると、俺よりも息を荒げながら俺の痴態を見下ろしている ゆっくりと視線を下ろすと、布越しでも分かるくらいに張り詰めたアルド自身が目に入った 見なかった事にしよう… そう思いサッと目を逸らし、アルドにしがみ付いていた手を離した。 上下に動く細いスライムが、中に入りきらなかった細い部分を器用にペニスへと絡ませ、ゆっくりと扱く様に上下に動き出す 袋を覆っていたスライムも思い出したかの様に、身体を揺動させる 否応なしに高められる快感 痛みで萎えていたはずのペニスが、徐々に頭を持ち上げはじめた 快感に耐えながら、スライムを引き剥がそうと奮闘するが、しっかりと絡み付いたスライムからは、剥がれる気配は微塵も感じ取れない 「っはう゛、あっうう」 確かな快感の波が次から次へと襲い来る いつの間にか痛かった筈のペニスから痛みは消え、むしろ気持ち良ささえ感じる ヌチヌチと卑猥な音をたてて尿道をスライムが擦り上げ、それに合わせるようにペニス全体を扱かれて、多すぎる刺激に脳が溶けて行く様な感覚を覚えた。 イきたい もういつでも射精してしまいそうな程に気持ちいいのに、それは叶わない 腰の奥深い所で、吐き出せない快感と熱がグルグルと渦を巻いているようだ。 「ああっ、はうッ!あっ、あっ!」 長く続く行き場の無い快感に、思考が霞んでいき、口を閉じる事さえ忘れてしまう。 自分のものとは思えない喘ぎ声が洞窟内に響き、吸い込まれて行く イきたい、だしたい、もっと気持ちよくなりたい 「ッツーーーあああっーー?!」 ヌルン、と尿道の奥へと入り込んだスライムに力強く吸い付かれ、腰がガクガクと震えた。 強すぎる刺激、こみあげる射精感 でも出ない、出せない 頭の隅から徐々に真っ白に染まって行く中、目の前に居たアルドが動き出した だが今はそんな事を気にしていられる程、余裕はない 全身の力が抜けきり、柔らかい苔の上へと仰向けになり四肢を投げ出し、処理しきれない快感の波に押し流される 頭が、フワフワと、白く染まって…もう何も考えられない 気持ち良すぎる、出したい これ以上の快感は無い、と身体を大きく震わせる中、お尻に微かに感じた熱 白く染まり切ろうとしていた頭が、一気にクリアになり、意識がハッキリと浮上した

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