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感度が良いのも問題ですね_27
後輩は瞠目して、それからニヤリと笑った。
「やっぱり先輩は僕の好みだなぁ」
「…っ悪趣味……め……ん…っ」
「見る目はある方ですよ。ねぇ、先輩……」
ゆっくりと耳元へ近付いた唇は吐息混じりに言葉を囁く。
「――“変態な僕に乳首弄らせて?”」
まるで耳を犯されるような感覚に思わず身震いした。
「……っ…………」
「ふふっ、言えって言ったくせに先輩が恥ずかしがってどうするんですか」
「……っるさい」
「ほら、言いましたよ?返事は?」
恥ずかしい台詞を吐いたのはコイツなのに……どうして俺の方が恥ずかしいんだよ…… 。
「先輩?」
「………っ…れよ」
「もっと大きな声で」
「……早く、触れ。変態」
微かな刺激しか与えられなかった尖りに、爪が立てられ弾かれる。身体は待っていたと言わんばかりに素直に反応を見せ、腰が跳ね上がった。
「――んぁっ」
「ふふ、良い反応ですね」
「くっ……るせーよ……」
「ほら、もっとコリコリしてあげますよ」
指の腹で捏ねくり回される尖りを目前にすると、居たたまれなさと羞恥心とで泣きたくなってくる。
「このまま指で弄ってほしい?それとも舌で愛撫しましょうか?」
わざとらしく問い掛けられて、歯を軋ませた。
「答えないのでしたら、どちらもして差し上げましょう」
よく言うぜ。最初から俺の返事なんて期待していなかったくせに……。
右の尖りは指で弄られたまま、左の尖りに唇が寄せられる。
堪らず顔を背けたら、ぐいっと顎を掴まれ戻された。
「だめです、ちゃんと見ててください」
薄い唇から覗いた舌がねっとりと尖りを這った。
「…ぁぅ……っ……!」
「いい反応……気持ちいいんですね」
指の動きに合わせるように舌先も連動して尖りを刺激してくる。
「それ……やめ……!」
「それ?それって?」
「りょ、ほう……やめ、ろ……っ……」
「そんないい反応されたら無理ですね。どうです、また乳首だけでイッてみますか?」
とんでもない提案に俺は瞠目した。
昼間の頭が真っ白になるような快感を思い出し、ゾクゾクと身体を何かが駆け抜ける。
「やっ…やだっ……、あんな――」
「怖がらないで、気持ちいいだけなんですから」
ちゅっと音を立てて吸い上げられる感覚に腰が動く。
「ほら、受け入れて」
「やめっ……吸うなぁっ!」
小さな小さな突起を丁寧に舐めとり、適度な力で吸われると身体の何処にも力が入らない。
「そんなとろとろなって、止めろと言う方が無理でしょう」
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