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嫉妬2

 「えっ、なんで、あんたがここに・・・」  突然現れた僕にガキは慌てた。  有無を言わさず、地面の上に押し倒した。  突っ込んで掻き回して、泣くまで突いて、奥でいかせてやる。  喉の奥まで犯してやる。  凶暴な気分になっていた。  「・・・誰が抱かれるべきだって、このクソガキ」  顔を近づけて言った。  ガキは真っ赤な顔をしていた。    何が抱くだ。   お前の方がよっぽど可愛いじゃないか。  「・・・ダメだ、キスだけさせて・・・」  ガキが呻くように呟いた。  下から抱き寄せられた。    えっ、コイツ・・・。  ガキからキスされた。    後頭部を掴まれ、舌が入ってくる。    優しいキス。  コイツのキスは・・・嫌いじゃない。  優しいコイツのキスに思わず応えてしまった。  待て、僕は何流されてんだ。  「・・・会いたかった・・・」  ガキに囁かれた。  抱き締められた。  調子が狂った。  ガキの胸に抱かれていた。  いや、違うだろ、違うだろ!  でも、「会いたかった」と囁かれ、抱き締められるのは・・・悪い気がしなかった。  僕は大人しく抱かれてやった。  喜ばれたら・・・嬉しかった。  僕は、コイツが僕から離れて嬉しいんじゃないかとも思っていたからだ。    僕はコイツを無理矢理、性処理道具にしたからだ。  無理矢理だった自覚くらいはある。  僕にも。  「いや、確かにたまにはあんたと二人きりじゃないのもいいな、とか、同じ年位の連中とかとつるむのもいいな、とか、思ったりしたけどさ・・・」  ガキが言う。  何だと、やっぱりこのガキお仕置きだ。  イラついた瞬間に、また強く抱き締められる。  「・・・あんたといる方がいい。自分でもどうかしてると思うけど」  ガキにため息をつかれて、なんか、怒れない。  そうか。   僕といる方がいいか。      ・・・不安だったからだ。     ここまで見にきた理由の二つ目だ。    僕がいないことがいいとコイツが思うんじゃないかって。   でもなぜか、僕はコイツの右手から嫌な気配を感じてしまった。  女の匂いがする。  ガキの右手をなめた。  気に入らない。  それにちょっとひっかかることもある。  中に何か入れて欲しくて悶えてた時に、コイツの顔に一瞬よぎった表情が気になった。  「・・・お前、女といちゃついたり、他の男に誘われたりしてないだろうな」  僕はガキの胸に頭を押し付けられながら言った。    一瞬ガキが僕の髪を撫でる指がとまったのを僕はみのがさなかった。  「お前・・・」  僕は起き上がった。   両手でガキの首を締めそうになる。  「女の子とは手を繋いだだけ、それに誘われたりもしたけど、ちゃんと断ったから」  ガキが言い訳する。    僕は完全に頭に血が上る。   「・・・それにさっき、指だけじゃ足りなくて、誰でもいいから、挿れてほしいとか思わなかったか?」  僕の言葉にガキが固まる。  「思ったんだな!」  僕は怒鳴った。  このクソガキ。  どこまで淫乱なんだ。   そうしたのは僕だけど。   「人に見つかる・・・」  ガキが口を抑えた。  「ちょっと思っても、あんた以外とは絶対しないって・・・」  ガキが囁くけど、知った事じゃない。   僕以外には触るな、触らせるなって言ったのに。  僕はガキ以外には触ってないのに。  

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