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嫉妬3
「僕はお前としかしたくないから、こんなとこまで・・・なのにお前は・・・」
思わず言ってしまった。
「へぇ?」
ガキがまがぬけた声を出した。
真っ赤になった。
そうだ。
3つ目のここに来た理由。
ガキが耐えられなくなるのは分かってた。
でも、僕も耐えられなかった。
・・・僕が耐えられなかった。
ガキが欲しくて。
「・・・あんた俺が欲しくてわざわざここまで来てくれたのか」
ガキも赤くなっていた。
「うるさい」
僕はこれ以上なにも言わせないように唇を塞いだ。
ガキの優しいキスではない、淫らに抱き合うための僕のキスを。
「・・・いいよ、抱けよ」
キスの隙間にガキが言った。
微笑んで。
その余裕がむかついた。
「お前は僕のモノなのに」
僕はガキの服を剥ぎ取りながら言った。
コイツ 、他の男の上着なんか着てる・・・。
デカすぎるジャンバーにムカつく。
許せなかった。
ガキの乳首に歯を立てた。
噛みきってやりたい。
「あっ」
ガキが声をだし、身体を震わせた。
僕のモノなのに。
こんなに感じるくせに。
「・・・俺はあんたのものだよ」
ガキが喘いだ。
メスの顔で。
・・・可愛い。
結局こうなる、可愛いと思ってしまう。
貪り食い尽くしたくなる。
僕はもうガキが散々自分で解していたそこに、強引に、僕のモノを突き入れた。
そんな乱暴な行為でも、ガキは感じる。
「・・・ああっ」
身体を反り返らせる。
入れられただけで、白濁をガキのモノが吐き出していた。
そこは、柔らかく僕を受け入れる。
気持ちいい。
暖かい。
ここが好きだ。
メチャクチャ具合がいい。
夢中になってそこを味わう。
気持ちいい。
思わず呻いてしまうくらい。
「お前、入れただけでイくくせに。淫乱」
僕は囁く。
入れられてから、胸を弄られるのが好きなガキのために、胸を吸いあげてやる。
ガキが僕の髪をつかんで呻く。
「・・・噛んで・・痛くして・・・」
ガキがせがむ。
乳首を噛んでやれば、身体を震わせて喘ぐ。
「気持ちいい・・あっ、いい・・・」
・・・可愛いすぎる。
「・・・ゴム、つけて・・・ここ、風呂とかすぐ入れないから」
ガキが喘いだ。
「ゴムだ?」
僕は少し不機嫌になる。
せっかく気持ちいいのに。
楽しいのに。
「ジャン・・・バーのポケット・・・にある・・あっ、いい・・・」
ガキが喘ぎながら言う。
僕は脱がせたガキのジャンバーを手に取り、ポケットを探った。
なんでこんなにコンドームがあるんだよ・・・。
「・・・好きに使えって・・・渡された。使って・・・まだ潜入中だから、中に出されたら困る・・・」
ガキが言った。
何コイツ、コンドームなんか持ち歩いて。
誰とする気だ。
そう思う反面、ガキが僕としかしないだろうことも分かっていて・・・。
「ふざけんな・・・僕はゴムなんか使ったことなんか一度もないぞ、生でしか、したことないからな」
面倒臭い。
こんなもん着けないぞ。
「・・・あんた最低」
ガキに言われる。
今更、セックスエチケットなど知るか。
やってきたヤツはほとんど殺しているのにエチケットもクソもあるか。
「・・・俺の中で出されたら困る・・・でも、俺の中でイって欲しい・・・」
凶悪に可愛いことを言われて、出しそうになった。
このガキ。
・・・畜生。
大人しく僕はガキの穴から自分を引き出し、わざわざコンドームをハメるなどという、情けない真似をさせられた。
「・・クソガキ!」
僕は突き上げた。
それでも、そんな真似をさせられても、気持ち良かった。
萎えなかった。
「 !」
ガキの名前を呼ぶ。
ガキはそれだけで震えてイク。
名前を呼ぶだけで、感じてイクなんて、どこまで可愛いのか。
「 !」
また呼べばしがみつかれる。
奥へ奥へ自分を送り込みながら僕はガキを味わう。
可愛い。可愛い。可愛い。
お前の中でイく。
「好きだ」
ガキが囁く。
胸に痛みが走る。
それは嫌な痛みじゃない。
「好きだ・・・」
その声に震えるのは僕だ。
もっと言って欲しい。
お前の穴は気持ちいい。
夢中だ。
でも、それ以上に、僕はお前に夢中だ。
「・・・可愛い」
それしか言えない。
「好きだ」
ガキが譫言みたいに繰り返す。
言葉を返せない。
でも、もっと言って。
もっともっと言って。
僕を好きだと言って。
「 」
僕はガキの名前を呼んだ。
言えない言葉のかわりに。
ガキが微笑んだ。
頬を撫でられ、囁かれた。
「好きだ・・・あんただけだ」
僕はその声と眼差しでイった。
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