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涙が出るほどの好き

まただ…。 君が俺のことなんて眼中にないってわかっているのに、俺は懲りずにグラウンドを駆け回る君を、また誰もいない教室から眺めている。 最近彼女ができたこと、俺が気づいていないとでも思っているの? そんなこと、君の態度を見ているだけでわかってしまう自分が嫌になる。 それでも俺は君が好きで、気がつけば君を目で追っているんだ。 どうすれば諦められる? そう問いかけてみても答えなんて見つからなくて、ただぐるぐると叶わない想いを張り巡らせていく日々。 高校に入学して友達がなかなかできなかった俺に、他の仲間たちに接するように声をかけてくれた。 『おはよう』というたった一言が、俺の高校生活を一瞬で変えてくれた。 まるで真っ暗闇から太陽の光に照らされたような、そんな明るい光… それから、俺にとって君はいつでも一番だった。 『慶太、慶太…』 君が俺の名前を呼ぶだけで胸がドキドキする。 授業中に教科書に隠れて眠っている寝顔にクスッと笑ってしまう。 愛しくて、愛しくて、たまらない…。 だけど、俺たちの想いが交わることは決してないんだ。 だって、俺たちは男同士だから…。

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