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(しめた! このまま行けば勝てるかも!?)
シヴァ、明らかに直ぐにでもイきそうな顔してるし、俺の中のちんこもめっちゃビクビクしてる。そう思って軽く腰を上げようとしたその時、
「へ?」
ガシッとシヴァに腰を掴まれた。
「……はぁ、やばかった。お疲れさん。次は俺の攻撃ターンな」
「えっ、ちょ、待っ……、はうんっ!」
十分 待ったぜと苦笑ったシヴァが腰を突き上げて来て、その拍子にバチュンとちんこが根元まで埋まってしまう。
「――――っっ」
その衝撃に危うくイってしまうとこだった。身を固め、下唇を噛み締めて必死に堪える。
「……ふっ、しぶといな。なかなかやるじゃん」
シヴァは何故だか心底嬉しそうにそう言って、いつものように下から滅茶苦茶に突き上げて来た。
「ゃぁ……っ、ひあっ!」
その力強い腰使いに再び怖いくらいの快感が襲う。
「イ、イくぅ、イっちゃうよぉ……」
「ほら、どうした。もう降参か?」
こんな気持ちいいの、我慢出来るわけがないじゃん。やっぱ俺には我慢は無理だ。だとしたら攻撃の技を磨くしかないわけで、だけど攻撃の技と言っても手で相手を払いのけたり払い落としたりの抵抗もどきなことしか出来ないんだけどね。
「ゃぁ、ぁ、ぁ、ィ、イくぅ……」
要するに相手を近付けなきゃいいんだよな。
「……ぁぅんっっ!」
そう思って無理矢理腰を引こうとした俺と自分に引き付けようとしたシヴァの力が作用して、挿入がより深いものになってしまった。
「やあぁぁぁっっ!!」
その瞬間、今まで経験したことのない大声を上げて、これまた経験したことがないくらい盛大にイってしまったのだった。
* * * * * * *
「ふう、満足満足」
「…………」
結局、こうなるのか。つか、最初から目に見えてたけどね。俺と一緒にと言うか同じタイミングで静かにイったシヴァは、俺の目の前でズボンのチャックを上げて軽く乱れた着衣を整えている。
「ポチ」
「……なに」
「服、着ねえの?」
「――っっ」
恨 めしげに睨 んだらそう返され、俺は慌ててシヴァに引っぺがされた着衣をかき集めた。
「やばい。一雨 来そうだな。ポチ、急げよ」
「ちょ、待てよ。誰のせいだと……」
自分はちんこを出すだけだったくせに、俺はと言えば器用にもブーツ以外の身ぐるみを全部剥がされた。やる前まで感じていた蒸し暑さはやった後の熱が加わったことで、どれくらいなのか計り知れない。服を着終えた瞬間、
「……来た。ちっ、スコールか」
突然水が入ったバケツをひっくり返したような雨が降り出した。
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